第2章:異分子の排除
閑話3「日常とチヴィット」
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うだ。
「もしかしてこのまま連れて行く気ですか?」
「うーん...どうするべきか...。」
学園内に居る事は許可が下りているが、授業とかは厳しいだろう。
だからと言って、留守番させる訳にもいかん。
「えー、ボクもユーリについていきたーい!」
「王としてユーリと離れる訳にはいかぬ...ってどこを触っておる!?」
レヴィとディアーチェも抗議してくる。...マドカちゃんはそろそろ離してやって...。
「とりあえず、食堂に行ってその後許可を取れるか確かめましょう。」
「そうだな。とりあえず行くぞ。」
シュテルの意見に全員が納得し、一度食堂へと向かう。
「...あ、そういえば、目立つの覚悟しておけよ?」
「え...?」
向かう前に、一応皆に忠告しておく。
...一番注意しておくべきなのは、シュテルたちだけどな。
「かわいいー!」
「ねぇ、これ持ち帰っていい?ダメ?」
「すごーい!」
...案の定、食堂にて皆に揉みくちゃにされるチヴィット達。
「っ...!」
「ぬあー!離せー!」
「ぐぅ...!離さぬか!」
もちろん、当人たちは堪ったものではないので、抗議するが...全然効果がない。
「み、皆さん...。」
「やっぱ女子ってかわいいものに目がないんだな...。」
シュテルたちを心配そうに見るユーリちゃんの傍ら、俺はそう呟く。
「それで、どうなんだ?」
「...彼女達はもうあのままなのか?」
近くに来ていた千冬に尋ねると、そう言われる。
「いや、そういう訳じゃないな。ただ、あの方がのびのびと過ごせるだろうけど。」
「ふむ....。」
俺がそう答えると、千冬は少し考え込み...。
「...不許可だな。放課後なら出していてもいいが、授業中はダメだ。」
「...ま、そんなもんだよな。」
妥当な判断だろう。というか、当たり前だな。
授業中にシュテルたちが自由にIS学園内を飛び回っていたら迷惑だろう。
「ちなみに桜。そのAIも不許可だからな?」
「あ、やっぱり?」
どうやら、白もダメなようだ。
「むしろ、学園内で授業中以外は許可している時点でだいぶ緩いぞ?」
「そうだな。」
これでもマシな方だ。何せ、休憩時間とかも出せるからな。
「彼女達を連れてきた目的はなんだ?」
「いきなりそれを聞くか。...まぁ、彼女達のAIとしてのさらなる成長のためと...後は会社の宣伝かな。近々チヴィットが一般向けにも発売されるし。」
シュテルたちみたいに喋れはしないが、コミュニケーションぐらい
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