420部分:第五十八話 高山にてその二
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は」
「アルパカやリャマでやっとって場所なんだよ」
こうも二人に話すのだった。
「どうだよ、凄いだろう」
「普通の場所じゃないからな、ここは」
「そしてこうした場所にインカ帝国があったのか」
「あの帝国が」
カペラとシリウスはそちらの方に関心があるようだった。見れば彼等はアンデスの高山の厳しさには全く平気なようである。
「スペインに滅ぼされてしまったが」
「存在していたのだな」
「そうだな」
ミロがその二人の言葉に対して頷いた。
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