あとがき
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初めまして皆さん。
こちらに登録後の第一作「藍い帽子」を読んで下さり、大変ありがとう・・・って、読んでいる人なんかいませんよね。分かっていますって・・・。
-アニメファンの皆様からたびたび上がる「コナンの世界治安悪すぎ」。
確かに、これだけ殺人が発生して、そのたびに部外者(子供、高校生etc・・・)に犯人捜させるぐらいなら、それ以前に発生を抑止する対策ぐらい講じなきゃ駄目だろうとは思います。
現実的に考えればです。
そう思っていた時、押井守監督の「ケルベロス・サーガ」と呼ばれるシリーズを知るに至りました。
凶悪犯罪への対処という、まっとうな警察的信念のもとで戦ったにも関わらず、世間から放逐された重武装警官隊。
その設定を読んでいた時、ふと、何を血迷ったか「コナン」の世界にもそんな警察組織が登場したら面白いんじゃないかと思いつきました。
度重なる殺人。そのたびに部外者に犯人探しをさせてしまう警察。当然それをよしとしていたら、警察イラネ論が頻発する。
その前に、張子だろうか建前だろうか、手は打っていたとしても不自然さはありません。
現実的に(ry
香港警察がモデルなのは、単純に私が大好きだから・・・だけではありません。
現実世界では、日本の警察機動隊は、市街地を徒歩でトコトコ歩いてパトロールしたりしません。
召集されるのは立てこもり事件、イベント警備などの重要なときだけ。
一方、香港警察の機動隊「PTU」は、デモ対処や要所警備、事件対応などに加え、普段は市街地を徒歩巡回しています。
それでいて、英軍から伝授した戦術を持つ「準軍事警察隊」です。
そして、「PTU」のトレードマーク「藍帽子‐ダークブルーベレー」。
警察でベレー帽が採用されていない日本からすれば、それだけでも新鮮と思うに不足はありません。
そして竹色の制服、足には戦術ブーツ、腰には4インチ銃身のS&W.M10リボルバー(ヘビーバレル)。
そのすべてが、日本にない雰囲気を放ちます。
押井氏の「ケルベロス・サーガ」に登場する「首都警特機隊」の「プロテクト・ギア」は、ミリタリーファンから人気の高いナチス・ドイツの装備が参考になっているので、それになぞらえて香港PTUの装備を日本に伝えた設定にしました。
また、現実の警察機動隊は、催涙弾を使う戦術を採用していますが、これは実は、英領時代に香港警察が暴徒鎮圧作戦で使った戦術を真似たのだそうです。
これでも、日本の警察が香港警察を参考にすることは現実味がないと言えるでしょうか?
-そんなわけで、自分の趣味と、人様の傑作の設定をつぎはぎして作られた架空警察隊「J-PTU」。
今後気が向いて、ネタがまとまって活字にできそうなときにでも、彼らが関わったほかの事件も書いてみ
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