018話
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の一つだ」
「「念を強化!!?」」
念能力を強化出来る言葉にゴンとキルアは強く食いついた、その食い付きっぷりはクラピカを思い出させる。二人を何とか押さえつつ改めて説明に入る。
「ルールを宣言してそれを守る……」
「そんな強化法があるなんてね」
「でもこれは安定しない力、だから無理に組み込もうとはするなよ。基礎能力を上げて念を強める方がよっぽど安全だし安定するんだ」
「かぁっ〜……念っていうのは奥が深いんだな」
レオリオも感心したように制約と誓約、念についての話を聞いていた。そして笑っていた。彼の目標は医者となり病気を治すにも金がない人々を無償で治してやる事、だが医術だけでは到底救えない命もある。輸血が間に合わず、出来ずに死んでいく命だってある。しかし念能力ならばそんな命も助ける事が出来るかもしれないと強い希望を持てた。そして決心したように大きな声を上げる。
「シャネル、俺も絶対念を覚えてやるぜ!そしてそれで相手を癒す力を作る!!」
「回復能力か、良いじゃないか。それ」
「レオリオ立派だよ!」
「確かに、金ばかり求めていた頃からだいぶ進歩しているな」
「否今も十分金に執着してるって」
「喧しい!!」
怒り声を出しつつも笑うレオリオ、良い目標が出来たのかもしれない。笑いあっている時、キルアが声を上げた。
「なあシャネル、旅団に連れて行かれたんだろ。何があったんだ?」
「端的に言えば電話で言った通り腕相撲だな、まあ台にしてた瓦礫粉砕して無かった事になったけど」
「ま、まだぶっ壊したのか?」
そう言われてしまうと困ってしまうがそれほどに相手の力が半端無く自分もそれに全力で対抗した結果だった。全力で抗わなければ腕は砕けていたかもしれないしあそこまで連れて行かれてあっさりと負けを認めるような行為などしたくは無かった。単純に自分が負けず儀らだからこそ生まれた結果なのかもしれない。
「クラピカ、一言言っておくぜ。今のお前のレベルだと旅団に勝つのは難しいかもしれない」
「っ!!!」
「俺が力比べをしたのはウボォーていう大男だけだったが連れて行かれたアジトには他のメンバーもとんでもない念の使い手だ」
今この部屋に入る5人の中でも実力者はシャネル、念能力の強さ、体術も含めても彼はかなりの高い実力を持っている彼でも旅団の強さは強すぎると認識している。実際にウボォーギンと言うメンバーと手合わせをして入るから言える台詞でもある。それを含めた結果、今の実力のクラピカは戦うべきで無いと思っている。
「それほど、なのか……?」
「ああ。念能力をまだ向上させないとやばい、そうだと確実に言える」
「……くっ」
師である彼の言葉に思わず歯軋りをしてしまう、半年間必死に修行して来た。シャネルに
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