第08話 プラントと歌姫
[1/8]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
Side ラウ・ル・クルーゼ
オペレータA
「誘導ビーコン捕捉。第4ドックに着艦指示でました。進入ベクトル合わせ。」
オペレータB
「ビーコン捕捉を確認。」
オペレータA
「進路修正0ポイント、3マーク16、ポイント2デルタ。回頭180度。減速開始。」
アデス
「査問会には、アスラン・ザラもお連れになるので?」
クルーゼ
「ああ。その場に居た者だしな。彼なら冷静で客観的な分析も出来る。」
アデス
「オーブは…かなり強い姿勢で、抗議してきているようですが…。」
クルーゼ
「問題は…我々にとって何が重要なのかということだ。アデス。」
アデス
「…はぁ。」
クルーゼ
「ヴェサリウスの点検と補給、急げ。
しばしの休暇といってもそうくつろいでいる時間はないぞ。
…おそらくな。」
Sideout
クルーゼとアスランはシャトルへと移乗した。
Side アスラン・ザラ
クルーゼ
「御同道させていただきます、ザラ国防委員長閣下。」
パトリック・ザラ
「礼は不要だ。私はこのシャトルには乗っていない。いいかね、アスラン。」
アスラン
「分かりました。父上。お久しぶりです。」
ザラ
「リポートに添付してあった君の意見には、無論私も賛成だ。
問題は、奴等がそれほどに高性能のモビルスーツを開発したというところにある。
パイロットのことなどどうでもいい。」
アスラン
「えぇ!」
ザラ
「その箇所は私の方で削除しておいた。」
クルーゼ
「ありがとうございます。
閣下ならそうおっしゃって下さると思っておりました。」
ザラ
「向こうに残してしまった機体のパイロットもコーディネイターだったなどと、
そんな報告は穏健派に無駄な反論をさせる時間を作るだけだ。」
ザラ
「奴等は、自分達ナチュラルが操縦しても、あれほどの性能を発揮するモビルスーツを開発した…。
そういうことだぞ。分かるな…アスラン。」
アスラン
「…はい。」
ザラ
「我々ももっと本気にならねばならんのだ。
早く戦いを終わらせる為にはな。」
クルーゼ
「ところでミスリルについては?」
ザラ
「全く分かっていないのが現状だ。
モビルアーマーは構造上、宇宙と地上で運用可能らしい。
翼は宇宙空間では不要だ。
敵艦も流体力学で設計されており潜水の可能制もある。
コウキ・イチジョウの出生や国籍の可能性もどこの国でもあり得ないぐらい低いそうだ。
彼が書いたとされた論文も遺伝学者達が調べているが、今の所否定要素がないそうだ。
遺伝学者どもは論文の事で、右往左往している。
もし事実なら10年は進歩していると、自分達の研
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ