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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
破壊
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エレミア歴1033年6月8日‐恒星標準時20時15分 
OS‐6〜レーニア星中間宙域

調査班を乗せた探査艇と情報部直衛部隊が発進、先行して未確認隕石物体に取りつく。
そして外殻部を削り取り、回収し、調査艇内で分析に入る。

その間、情報部直衛部隊は付近の警戒にあたっていた。

暇だったのか、タケルちゃんが話しかけてきた。
「少佐、これってどこからどうみてもBETAの着陸ユニットだと思うんですけど、調査って必要なんです?」ちょっと呆れ気味だ。
「まぁ、そういうなって。何事にも手続きというものは必要なのだよ?」まだまだ若いなタケルちゃんは。
「それはわかりますけど、なんか歯がゆいんですよね。」タケルは割り切れない表情でそうつぶやいた。
そうしているうちに、「結果が出ました!これは先日の小惑星状未確認物体と同素材で構成されています。ほぼ99%同等です。」と調査班から報告が上がってきた。

まぁ結果はわかっていたけどね、さっきタケルちゃんに言ったように、軍隊も手続きって奴が重要なんだよね。
さて、司令に報告しないと。

オルフェーリア艦橋―
「司令、全艦配置に着きました!小惑星まで650宇宙キロ。対象の速度8.4キューブ、相対速度α200。ザガルート発射シーケンスに入ります。完了まで約3分!」
艦隊は、飛来してくる小惑星に向けて半包囲陣をとり、AD兵器の発射準備を進める。

「発射シーケンス完了次第待機せよ!」
「発射シーケンス完了!待機します。」

ディーは、ダイスケの報告と退避を待ってからすぐにAD兵器を発射出来るように待機命令を出した。
そこへ「司令、カミナガ中佐から通信が入っています!」通信スタッフから報告を受けたユウナがさらにディーへ報告する。
「つないでくれたまえ!」

すぐに司令席の3Dモニターが立ち上がり、敬礼しているダイスケの姿が映し出される。
「報告します。レーニアへ向かっている未確認隕石物体は先日の小惑星状未確認物体と同素材で構成されており、ほぼ99%の確率で同じものであるとの結果が出ました。」

「やはりそうか。これより攻撃体制へ移行するので調査班および情報部直衛部隊は速やかに撤収せよ。」
「はっ!了解しました!」ダイスケが敬礼したまま3Dモニターが消える。

「全艦隊へザガルート同時発射準備指示! 1斉射づつ効果を測定し、完全破壊に至るまで攻撃を継続する!」
「了解しました!全艦へ通達!速やかにトリガーをオルフェーリアへ委譲してください。」

ディーの命令を旗艦艦長であるユウナが艦隊全艦へ伝達、5分経過後、戦闘部門要員により艦隊全艦からのトリガー委譲が伝えられる。
そしてさらに5分後、「調査班および情報部直衛部隊、安全圏への離脱を確認しました!」哨戒担当士官からの
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