怖い夢
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鋭く尖った剣先から鮮明に真っ赤な血が流れている
感覚的にヤバイと分かる
ピチャ、ピチャ
血が地面に流れて落ちる音まで高画質の映画を見ているようでゾクゾクとする。
頭では逃げなきゃとか考えるが足がすくみ私は地面にへたり込んでしまう。
「アンタ大丈夫か?」
「え、えっ!?は、はい!!」
どう受け答えして良いかわからないが返事はした
私がその人を見上げると月明かりで青白く見える肌に髪は
(ポニーテール???)
私は一体何時代の夢を見ているのか把握ができないでいたが周りを見渡せば私とその男性を囲み複数の男達が同じ剣を持ち立っていた。
「相手は一人だ早く始末して女を頂くぞ!!」
囲まれた男性は不敵な笑みを浮かべ私に手を差し伸べるのだった。
「フッ、私がお前等ごときに負けると思うか?」
私は咄嗟にその男性の手を握るまで覚えていたがいつの間にか目が覚めていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
バサッ!!
(やたらと生々しい夢だったな〜)
思いつつも大学に行く準備をする。
入学式は緊張したけどサークルに入る為色々と回って見るといきなり男性に腕を掴まれた。
「君!?うちのサークルに入んない?」
「えっ!!」
「名前だけでもいいからさぁ、ねっ!?」
「でも、どんなサークルなんですか?」
私は後退り驚くが何故かその男性を何処かで見た事があった
(あれっ、この人何処かで見た様な〜?)
ハッ!!
「昨日夢に出て来た人!!」
「えっ?」
「あっ、いえ、ごめんなさい!?
私、失礼します!!」
逃げようとしたが腕を掴まれたままで逃げるどころかジタバタするだけでその男性はクスッと笑う
「クスッ、君、面白い子だね。
俺 龍って言うんだ君は?」
「杏と言います。
ハッ!!
あっ、いえ!!
手を離して!!」
「離したら逃げるんだろ!?」
「そりゃ〜
・・・・・・・・・・・。」
「クスクス、決めた!!
俺、必ず君をこのサークルに入部させてみせる!」
パッと手を離してくれた
「杏ちゃんまたね!」
私は逃げる様に去って行く
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