第二話 古代王
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!よけろ!』
警告も虚しくいきり立った少女は闘真に向かて手を振りかざすと凄まじい斬撃が放たれた。
咄嗟に魔戒刀で防ぐ闘真だが少女の手は追撃をしようとするが・・・
その攻撃は繰り出されない。
『いや・・・ヤダあ!!』
明らかに普通ではないこの事態にイルバが相手を探り始めた。
すると・・・
『闘真・・・彼女はホラーに憑依されている』
「なに?じゃあ乗っ取られたのか?」
『いや・・・憑依が完全じゃない・・・陰我も感じない・・・誰かが無理矢理ホラーを憑依させたんだ』
イルバの言葉に驚く闘真だが少女は追撃の手を止めようと必死に抵抗するが苦しさのあまり闘真へ攻撃を繰り出してしまう。
『たすけ・・・うえああああああああああ!!』
『どうする闘真・・・ホラーに憑依された者は斬るそれが魔戒騎士だろ』
「・・・決まってるだろ」
少女の叫びとイルバの言葉に立ち上がり魔戒刀を構える闘真。
『ホラーに憑依された者は斬るそれが・・・「助けるに決まってるだろ!!」何!?』
闘真の言葉に仰天するイルバ。
憑依された人間を斬る意志を示す者は多くいた・・・だが助けると言う発想に至ったのは後にも先にも闘真ぐらいであろう。
『助けるってお前・・・ホラーに憑依された者は・・・』
「そんなの魔戒騎士の都合だ・・・確かにホラーに憑依される奴なんて人間として褒められた奴じゃないのが多い、けどあの子はホラーに憑依される陰我だってない・・・誰かに無理矢理憑依されられて苦しめられてる憑依されたからって斬り捨てるなんて・・・そんな理不尽なことがあっていいのかよ!!」
『ガアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
苦しさのあまりホラーの姿となった少女の一撃を受け止めながらもイルバに言い続ける闘真。
「俺が守らないといけないのは掟でも魔戒騎士の都合でもない・・・その日その日を必死に生きてる命だ・・・それが出来なきゃ俺が魔戒騎士である事に何の意味がある!!・・・それに志は忘れなければいい!!」
『はぁ・・・そうだったなお前はそう言う騎士だったな・・・掟や都合より自分の信念を貫く騎士・・・はぐれ騎士・・・わかったよはぐれホラーとして協力するよ』
そう言ってイルバも相手の状態を探り始めた。
「(憑依のされ方が普通とは違う・・・それに憑依されきれていないなら綻びがあるはず・・・・・そうか!)闘真!想念だ!」
「何!?」
「あいつらを繋げているのは想念だ!だからそのまま想念で押しだせ!!」
「よし!!」
闘真が天に向かって円を描くと光が射しこみ闘真の身体を鎧が包み込んだ。
旋風騎士風狼
襲い掛かるホラーを殴り飛ばし距離を取ると自身の想念を最大限
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