17話目 武闘派
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オスバメの“ブレイブバード”は、ハピナスの“メガトンパンチ”を打ち破り、ハピナスに大きなダメージを与えた。
しかし、技の競り合いで勝った側のオオスバメもダメージを受けてよろめいた。
“ブレイブバード”は、とても強力な攻撃技である反面、自分も反動でダメージを受けるというデメリットがある。
しかし、相手トレーナーはデメリットを無視してでも“ブレイブバード”を使う必要があった。
宙返り飛行によるタイミング外しが攻略されたため“つばめがえし”を一方的に当てることはできなくなった。さらに、ハピナスに回復される前に倒し切らなければならない。相手は“ブレイブバード”を使うしかなかったのである。
「オオスバメ! がんがん攻めろ! “ブレイブバード”だ!」
再びオオスバメが低空飛行でハピナスに近づいてくる。
「姐さん、“カウンター”」
グレイは冷静にハピナスに指示した。ハピナスは“カウンター”の構えに入った。
オオスバメがハピナスに“ブレイブバード”を直撃させた。反動のダメージで、オオスバメ自身も傷ついた。
直後、ハピナスの“カウンター”により、オオスバメが放った攻撃は倍になってオオスバメ自身に返ってきた。
オオスバメは凄まじいダメージを受けて地面に叩きつけられた。オオスバメを中心に、地面には蜘蛛の巣のような模様の亀裂が入った。
ハピナスは地面に沈んだオオスバメに素早く“メガトンパンチ”を放った。
オオスバメは戦闘不能となった。
「まさかオオスバメが倒されてしまうとはね……僕の自慢のポケモンだったんだけどね、もうこれで最後のポケモンだよ……」
そう言い、相手トレーナーはエーフィを繰り出した。
エーフィ。たいようポケモン。エスパータイプのポケモンである。4足歩行で紫色の体をしている。長い尻尾は途中から2つに分かれており、額には赤い宝石のようなものが光っている。
「エーフィ! “サイケこうせん”!」
「姐さん、とにかく突撃!」
相手のエーフィから、エスパータイプの特殊攻撃技“サイケこうせん”が放たれる。超能力的な光線は真っすぐにハピナスに飛来し、直撃した。
しかしハピナスは“サイケこうせん”に怯まずに、ひたすらエーフィに向かって一直線に進み、“メガトンパンチ”で殴り飛ばした。
ハピナスというポケモンは元々、特殊攻撃に対して非常に高い耐性があり、さらに異常な程にとても体力があるポケモンである。特殊攻撃である“サイケこうせん”はハピナスには大きなダメージを与えられなかった
「エーフィ! とにかく距離をとりながら“サイケこうせん”」
相手トレーナーの指示通り、エーフィは距離をとりながら“サイケこうせん”による超能力的な光線を放つ。しかしハピナスは“サイケこうせん”の軌道に関係なく最短ルート
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