暁 〜小説投稿サイト〜
ViVi・dD・OG DAYS
第3話 出会いとキッカケ
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
時に横にいたスバルの発言により、なのはを『ママ』と呼ぶようになったヴィヴィオ。
 その夜。なのはがママになったことを知ったフェイトは、そんな2人を見守る『後見人』と言う立場――もう1人のママになったことを彼女に伝えたのであった。
 以降、幼い彼女は『なのはママ・フェイトママ』と呼ぶようになる。
 当然大きくなった現在は意味を把握しているのだが、それでもフェイトへの愛が変わることはない。
 だから今でも『もう1人の母』であり、彼女のことをフェイトママと呼んでいるのだった。 

 なのはは、ヴィヴィオとアインハルトの関係を、自分とフェイトとの甘くて充実した日々に重ね合わせて、微笑ましく思っていたのである。
 しかしその反面――
 それまでの『ママ中心』の娘の心が『アインハルトさん中心』に変わりつつある現状に、言葉にできない哀愁を感じていたのであった。
 
 なのはは表情を笑顔に戻し、本題を切り出した。
 その言葉にヴィヴィオは嬉々とした表情を浮かべて聞き返す。だが直後、ハッと何かを思い出した様な表情を浮かべた彼女は――
 その場にいないトリルに対して「忘れていた訳じゃないですよ?……でも、ごめんね?」と言う想いを含んだ苦笑いに表情を変えながら、2人の近況を訊ねる為に言葉を付け加えるのだった。
 とは言え、最近は直接彼と会話をしていなかったのと、自分自身が忙しかったせいで、なのはが知っているのかも知らない状況の為に――
「元気なの?」ではなく「元気かな?」
 と言う聞き方をしたのだが、どうやら会っていたようなのだった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ