第3話 出会いとキッカケ
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時に横にいたスバルの発言により、なのはを『ママ』と呼ぶようになったヴィヴィオ。
その夜。なのはがママになったことを知ったフェイトは、そんな2人を見守る『後見人』と言う立場――もう1人のママになったことを彼女に伝えたのであった。
以降、幼い彼女は『なのはママ・フェイトママ』と呼ぶようになる。
当然大きくなった現在は意味を把握しているのだが、それでもフェイトへの愛が変わることはない。
だから今でも『もう1人の母』であり、彼女のことをフェイトママと呼んでいるのだった。
なのはは、ヴィヴィオとアインハルトの関係を、自分とフェイトとの甘くて充実した日々に重ね合わせて、微笑ましく思っていたのである。
しかしその反面――
それまでの『ママ中心』の娘の心が『アインハルトさん中心』に変わりつつある現状に、言葉にできない哀愁を感じていたのであった。
なのはは表情を笑顔に戻し、本題を切り出した。
その言葉にヴィヴィオは嬉々とした表情を浮かべて聞き返す。だが直後、ハッと何かを思い出した様な表情を浮かべた彼女は――
その場にいないトリルに対して「忘れていた訳じゃないですよ?……でも、ごめんね?」と言う想いを含んだ苦笑いに表情を変えながら、2人の近況を訊ねる為に言葉を付け加えるのだった。
とは言え、最近は直接彼と会話をしていなかったのと、自分自身が忙しかったせいで、なのはが知っているのかも知らない状況の為に――
「元気なの?」ではなく「元気かな?」
と言う聞き方をしたのだが、どうやら会っていたようなのだった。
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