マブラヴ
1490話
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ァだけだったが、今はラピスも存在する。
そんな場所にああいう奴等がいるとなれば、それこそ安心してラピスをこの基地に置いておく訳にもいかない。
それが例え、短い時間であっても。
「ま、今はこのパーティを楽しんでくれ。ほら、お前達と会話をしたそうな奴もいるぞ?」
クリスカから、俺の方へと視線を向けていたブリッジスの方へと視線を向ける。
そちらを見たクリスカは、少しだけ驚きの表情を露わにした。
余り感情を表情に出さないクリスカにしてみれば、精一杯の驚きなのだろう。
「お前達2人も、スレイの側にいれば他の奴等に言い寄られる事はないだろ。この辺でゆっくりしてるといい」
腰を抱き、その柔らかな肢体を楽しんでいたルナマリアとメイリンにそう告げ、手を離す。
そっと顔を赤くした2人は、小さく頷いてパーティを楽しむべくスレイの方へと近づいていった。
それを見送り、俺はラピスとイーニァの頭を軽く撫でてからサンダークの方へと近づいていく。
「楽しんでるか?」
「ええ、どの料理も美味しいですね。同士達も十分に楽しんでいるようです」
サンダークにしては珍しい笑みを浮かべ、そう言葉を返してくる。
ただし、目が笑っていないので、本当に喜んでいるのかどうかは分からないが。
「それにしても、あのMSでしたか。動きが素晴らしいですね。空を飛ぶのは色々と疑問が残りますが」
「まぁ、SEED世界には光線級も重光線級もいないしな。空を飛んでいても全く困ることはない。いやまぁ、対空攻撃をされる事はあるが」
「ほう、それはそれは……何とも羨ましいですな」
そんな感じで、意外とサンダークは相手を楽しませる話をするのが上手い。
このカリンダ基地で食べる食事は全て天然物で非常に美味いだとか、その外見からは予想も出来ない程に様々な話をしてくる。
もっとも、俺だってこれがサンダークの素だとは思ってはいない。
恐らくこれは、少しでもシャドウミラーの情報を引き出そうとする情報戦……のようなものなのだろう。
それを分かっている以上、こっちもそう迂闊に話に乗る訳にはいかない。
当たり障りのない会話を行う。
遠くから見れば、恐らく談笑しているように見えるのだろうが……
そんな風に会話を交わしている中、話の1つとして少し前にカリンダ基地から出て行ったラトロワ達の事に話が移る。
「フィカーツィア中佐ですか。その、随分と酷い目に遭っているみたいですね。こちらに入っている情報によると、フィカーツィア中佐の部下達の中には手足を切断されたり、目を奪われたり、女の兵士は大勢に汚されたりもしているようです。勿論フィカーツィア中佐も他の面々と同様に、女として最大の屈辱を受ける事も多いとか」
「そうか」
普通であ
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