暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ! コネクション!! Neutral Season
Unseal Operation (グランドプロローグ)
活動日誌− み・はミュージックの・み! 8
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苦難や悩み、困難な壁を乗り越えてきた先に待っていた喜び。
彼女達を1番近くで見続けてきたファンの語る内容に、新入生達は心が踊り、胸をときめかせ――
時には笑い声が漏れ、すすり泣く声すら聞こえるほどに、聞く者の心を揺れ動かしていたのだった。
「……フーッ。……スクールアイドル μ's ――それは、この音ノ木坂学院で生まれました」
「学校を廃校から救い……大会で優勝するまでに……」
「私達はその想いを受け継いで、今まで活動してきました……」
彼女達の話は終盤に差し掛かり、まとめの部分へと到達する。
一呼吸をしてクールダウンを済ませた雪穂と亜里沙は冷静な表情を取り戻し、改めて説明を始めた。
見ている新入生も先輩達の優しく落ち着いた声色に、活動内容を説明された時の様な落ち着いた表情へと戻して話を聞いている。
「 μ's を中心とした、スクールアイドルの力によって、ラブライブ! はドーム大会が開かれるまでなり――」
「今年もまた、ドーム目指して、予選が開始されることになったのです」
雪穂と亜里沙は、此処にはいない親友。隣の部屋に待機している後輩達へと想いを馳せ――
輝かしい大空へと巣立っていった先輩達へ。
産声をあげて眩しい青空を仰ぎ見ている新入生達へ。
そして受け継いできた想いを、今度は託す立場になる自分達へ――。
託された想いを胸に刻み込む様に、言葉を紡いでいたのだった。
「「――そして……」」
彼女達は一瞬だけ、顔を見合わせて微笑みを交わすと、前を向いて声を揃えて言葉を紡ぐ。
「「 μ's の最後のライブは――」」
この言葉を放った瞬間、彼女達は心の中で吹き出し笑いの感情に苛まれる。
最後のライブ――確かに表現的には間違いではない。
しかし、彼女達は知っている。自分達の言葉にした『最後のライブ』が『ファンの知る最後』のライブであることを――。
とは言え、自分も知らない穂乃果達の『本当の意味での最後のライブ』の話などできる訳もない。
周りも――ファンや学院のほとんどの生徒達も知らないのだから、最後のライブと言っても問題はない。
だけど自分達は知っているから、心の中で付け加えた「みんなが知ってる物語の」と言う言葉に吹き出し笑いの感情を覚えていたのだろう。
ここで一呼吸を挟み、彼女達は満面の笑みを浮かべながら――
「隣の部室に移動して、歓談をしながらでも話をしたいと思います」
「飲み物やお菓子もありますし、ライブ映像や衣装。先輩達の残していった活動日誌の一部も閲覧できますから、楽しんでいってください」
「もちろん私達への質問も受け付けますので、気軽に声をかけてもらえると嬉しいです、これで説明会を終了します……お疲れ様でした」
「
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