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ラブライブ! コネクション!! Neutral Season
Unseal Operation (グランドプロローグ)
活動日誌− み・はミュージックの・み! 6
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携わっている。
 それもあるのだろう。
 別の場所で自分の責務を果たしている仲間の為。自分達も精一杯、責務を果たそうと――
 言葉尻こそ普段通りの会話であるが、真面目に話し合いながら教室へと向かう雪穂と亜里沙なのであった。

♪♪♪

「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。今日から皆さんは、この音ノ木坂学院の一員です。これから始まる学院生活を是非とも楽しく、充実したものにして欲しいと願っております」

 此処は学院の体育館。室内では今年度の入学式が厳かに執り行われている。
 新入生への祝辞を述べながら壇上に立つ音ノ木坂学院理事長――南女史は、壇上から見下ろす光景を眺めて、ふと数年前のことを思い浮かべていた。
 
 生徒の減少により学院存続の危機に陥ったことで、来年度の生徒募集を打ち切り――
 在籍中の生徒の卒業を以って廃校にすると言う決定を全校生徒に通達した数年前。
 彼女は、この決定事項を断腸の想いで生徒達に伝えていた。
 長きに渡り大勢の生徒が、この学び舎で学び、育まれ、巣立っていった。
 それは自分の祖母の世代からの伝統。
 当然、本人も――当時は自分の娘も在籍する、大勢の生徒達の思い出が詰まっている学び舎。
 そんな、思い出の地を自分が終わりにしなければいけない。
 なんとか阻止をしようと必死でもがいてきた。あらゆる手を考え実行してきた。
 それでも叶わない。どうすることもできない。
 
 単純に、来年度も生徒を募集して今以上に生徒を減らしてでも入学させる。それは確かに可能だろう。
 しかし、それでは下手をすれば今の在校生を卒業させられない可能性が生じる。
 経営状況はそれほどまでにも切迫していたのかも知れない。
 そんな学院の存続と在校生の行く末。その2つを天秤にかけた結果の廃校なのだろう。
 しかし、それは理事長としての自分の責任であり、理事長としての悩み。
 そして、学院の話であり、経営陣としての話なのだ。
 母親としての悩みや話ではない。つまり、実の娘に不安や心配な顔は見せられない。
 だから、ことりに廃校の話を聞かれた時。
 娘に心配をさせない様に、学院の生徒を不安にさせない様に。
 敢えて「終わったら何処か旅行にでも行きたいわね」と、気にしていない様に言ったのだろう。
 しかし内心では悲しみに打ちひしがれていたのだと思う。
 娘に投げた言葉。
 自ら引き際を決めて、後進に道を譲る。
 その際に心の底から満足感と充実感を得ながら笑顔で言える日を夢見ていたのだろう。
 それがこんな形で、強制的に引き際を決められてしまった。
 そして偽りの言葉として言うことの虚しさ。自分自身の不甲斐なさ。
 更には、卒業生。在校生。そして教職員。全ての人達への罪悪感を胸に刻んでの
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