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ラブライブ! コネクション!! Neutral Season
Unseal Operation (グランドプロローグ)
活動日誌− み・はミュージックの・み! 5
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に賛同した上で、彼女達へのマイナスイメージを持たせない為。
 そして少しでも優位に事を運べる様に考えての提案なのであった。
 
 当然、穂乃果と絵里には南女史の心意は伝わっているだろう。
 元より断られることを前提に考えていたところへ突然差し出された救いの手なのだ。
 穂乃果は彼女の言葉に頭を下げながらお願いをした。そして頭を下げた状態で隣の絵里に視線を向ける。
 すると、同じ目の高さで自分を見つめる絵里の顔が映るのだった。
 2人は同時に微笑みを交わして頭を上げる。そして南女史の顔を見つめて満面の笑みを浮かべて口を揃えて感謝の言葉を伝えるのだった。
 そんな2人を眺めながら一瞬だけ優しい微笑みを浮かべる南女史であったが、すぐに苦笑いの表情に変えて決定ではないことを念押しする。
 その言葉にやる気と希望に満ち溢れた表情で返事をする穂乃果と絵里なのであった。

「……では、私からの話は以上です。もう退出しても構いませんよ?」
「……それでは失礼します……」
「失礼します……」
「――そうそう、高坂さん?」
「――はい」

 正式な議題として提出する案件についての説明を始めた南女史。穂乃果と絵里は、それを真剣な表情で聞きながら1歩進めている実感に心が暖かくなっていたのだった。 
 説明を終えた南女史は退出しても良いと彼女達に促した。
 穂乃果は絵里に目配せをして一緒に理事長室を出ようと踵を返す。
 しかし突然、思い出したかの様に穂乃果を呼び止めた南女史の声に彼女達が振り向くと――

「さっきの発言……あんな風に生徒会長挨拶でも発言できていれば良かったわね?」
「あははははぁ……すみませんでした!」
「……今年の生徒会も前年同様に安泰なのかも知れないわね? 前生徒会長さんも、しっかりフォローお願いね?」
「はい、任せてください!」

 優しい微笑みと共に、先ほどの発言への感想を生徒会長挨拶を踏まえて述べた。
 その言葉に乾いた笑いを奏でて、再び頭を下げて謝罪をする穂乃果。
 そんな彼女を微笑みながら見つめ、新旧生徒会長の力量を高く評価していることを遠まわしに口にして、絵里を見つめながらサポートをお願いする。その言葉に新しい責務を感じた絵里は希望に満ちた表情で南女史へと返事をするのだった。

♪♪♪

 こうして無事に理事長への提案を済ませ、正式に学院の議題として通ることとなった――
 絵里の抱いていた懸念。絵里と穂乃果の提案した『制服のリボン』と言う問題。
 絵里達が南女史へと提案した日から数日後。南女史は理事会と職員会議にて、自分の議題として取り上げた。
 彼女の提案として打ち出された案件に理事会と職員――誰も異を唱える者はいなかった。こうして運営面での憂いは取り除かれたのである。

 
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