マブラヴ
1489話
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者も多かったのだろう。
「随分ともてているようだな」
「アクセル代表!?」
まさかいきなり俺が目の前に現れるとは思っていなかったのか、ルナマリアは驚愕に目を見開く。
そんな驚愕の声に、周囲でルナマリアを口説こうとしていた男達は一斉に黙り込む。
ここでも俺の名前が見事に影響した結果だ。
……こうして考えると、ソ連だけは別なのか?
いやまぁ、その辺は今考える事じゃないか。
「ちょっといいか?」
「え? ……あ、はい! 分かりました。すいません、そういう事なので、少し失礼しますね」
俺が助け船を出したと理解したのだろう。ルナマリアはすぐにそう告げ、周囲の者達へと挨拶をして俺の方へと近づいてくる。
さて、ならここで駄目押しをしておくか。
タリアが心配しているだろう、ルナマリアに悪い虫が付かないように見せつけておく必要がある。
俺の近くにやってきたルナマリアの腰に手を伸ばし、抱き寄せる。
「きゃっ! ア、アクセル代表!?」
ルナマリアらしからぬ、可愛らしい悲鳴。
まぁ、突然腰を抱き寄せられたりすれば、ルナマリアも驚きの声を上げるか。
ドレス越しに抱いたルナマリアの腰は、軍人としての訓練でしっかりと絞られており、それでいながら女らしい柔らかさも失ってはいない。
そんなルナマリアの腰を抱きながら、俺の側へと引き寄せる。
ドレス越しに、俺の腕でルナマリアの豊かな双丘がひしゃげる感触が伝わってくる。
……何気に男には慣れていないのか、胸を押し潰されたルナマリアの頬は驚く程に赤く染まっていた。
「さて、じゃあもう一人を救助に行くぞ」
「え? もう一人って……あ、メイリン!」
おい、もしかしてメイリンの事を忘れてたのか? 随分と薄情な姉だな。
今の状態を考えれば、不思議でも何でもないかもしれないが。
何だかんだと、ルナマリアは男慣れしていないというのは、今の俺に腰を抱かれた時の反応で理解出来るし。
ルナマリアの腰を抱きながら、次にメイリンが囲まれている集団の中に突入していく。
……人が集まっている場所に突入していくのだから、当然のようにそこは狭い場所であり……ただでさえパーティドレスという非常に薄いものしか着ていないルナマリアの身体が、これでもかと俺に押しつけられ、胸どころかそれ以外の色々と危険な場所まで俺の身体全体に押しつけられて、物凄い事になっている。
既に、ルナマリアの顔は真っ赤になっており、男慣れしていないのを如実に表していた。
そんな風に、天国と地獄とでも呼ぶべき光景の中を突破し、やがてメイリンが周囲の男達に口説かれている場所へと到着する。
周囲の様子に驚いているメイリンだったが、それだけに頼れる自分の姉の姿を見つけるのは早い。
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