メイドカフェにやってきた!
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ったか?」
メイドA「今つくりましたww」
メイドは丁寧にコーヒーを注ぐ。
メイドA「ちはるちゃんがあんなに感情をむき出しにして言うとこ初めてみたよ」
本郷「ほう、あれが基本ではないのか」
メイドA「どこか壁があるっていうか、まぁ、話せるんだけどね。お兄さんは特別なのかなと」
本郷「俺は何もしてない」
メイドA「そうだね、お兄さんイケメンだから」
牝の顔をして本郷の顔を覗き込む。胸元をあらわにし、確かな性アピールをする。
本郷「悪いな、三次元には興味がないんだ」
メイドA「ふふっ……今時にしては珍しいね」
ちはる「朝倉ぁ……」
彼女の名前は朝倉というようだ。
メイドA「ちはるが入れ込むから少し食べちゃいたくなったの」
ちはる「そんなんじゃないって! てか、いいかげんその癖やめなさいって」
メイドA「彼、イケメンだからね! じゃあ交代だね」
ちはる「はいはい、交代」
望月は退勤の用意を済ませているのだろう。自作のコスならではであった。
メイドA「はいはい、友人の未来の恋人を取るのは駄目だね」
朝倉は意地汚い笑みを浮かべて、仕事に戻っていく。
ちはる「あの人、誰彼構わず誘惑するから」
本郷「そういう奴なのは分かっていた」
ちはる「あなたはなびかないってのも分かってたけど、ほんと二次元に生きてるのね」
本郷「漢である俺をなびかせようなど、片腹痛いわ。二次元になってから来い」
オタクである本郷に三次元の性はあまり意味がないのだ。
ちはる「そうね……あなたはそういう人だったね」
望月は苦笑いするもどこか嬉しそうにしている。
ちはる「一緒に出ません? 私、これからジャパニメイトで仕事なんですよ」
彼女もまた仕事漬けであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ