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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
402部分:第五十五話 痛み分けその六
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行かなければです」
「その場所を殺戮の場と変える」
「はい、間違いなく」
「どちらにしろ我々は行かなくてはならない」
 例えそれが敵の思惑の中にあるとしてもだった。この辺りは実に難しいことであった。何故なら彼等は聖闘士であるからである。
「必ずな」
「ですから」
「わかっている。それでもだ」
「アーレスの復活は果たしてあるでしょうか」
 今度シャカはその具体的なことについて言及した。
「それについてはどう思われるでしょうか」
「有り得る」
 これがシオンの予測だった。
「充分にな」
「そうですか。そう思われますか」
「シャカ、御前はどうか」
 己の考えを述べてからシャカに対して問い返した。

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