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その後もサトシとヒカリはきのみを食しながら
たわいもない話をした。
サトシ:「そういえば、ヒロシが
今探してる人って、どんな人かな?」
ヒカリ:「あ、、うーん、、そうねぇ〜。
カツラさんの知り合いかしら?」
サトシ:「ヒカリが会ったら喜ぶって
言ってたから、ヒカリの知り合いじゃないか?」
ヒカリ:「え?知り合いって言っても、
あたしサトシ達しか
カントーに知り合い居ないわよ?」
サトシ:「そっか、、、じゃあ誰かなー」
サトシ達が話をしていると、、、
少年A:「おいっ!次はあっちに
行ってみようぜ!!」
少女:「まだここに来て
1分しか経ってないでしょ?もうちょっと
ゆっくりしようよー!」
少年A:「そんな事してたら
陽がくれちまうよー!」
少年B:「ちゃんとした観察日記つけないと
明日先生に怒られるぞ〜?」
サトシ達の向こう側には、
小学生くらいの少年少女が仲良く
3人で遊んでいた。
サトシ:「、、、なぁヒカリっ」
ヒカリ:「ん?、、、あっ、もしかしてっ」
ヒカリが何かを察したように
サトシを見る。
サトシ:「俺達も、昔はあんな感じだったよな」
ヒカリ:「うんっ、、。
あたしも同じ事思ってたっ」
向こう側ではしゃぐ少年達に
昔の自分達の姿を重ねる2人。
少年A:「あっちまで競争しようぜ!」
少女:「えー!あたし今日Gパンよ?
でも、負けない!」
少年B:「2人とも、遊ぶのもいいけど
観察日記の時間忘れるなよ?」
少年A:「わかってるって!」
少女:「わかってるっ♪」
少年B:「よしっ!、、よーい、、どん!」
サトシ:「俺達も
大人になったんだなー」(黄昏)
ヒカリ:「25っていったら、もう
立派な大人なのかな?」
サトシ:「そうだな!、、あと5年で30歳か」
ヒカリ:「やめて」
サトシ:「ごめん」
太陽の日差しを背に、走り出した少年達が
だんだん小さくなっていく。2人は微笑みながら、
少年達が遠くに走って行く姿を
最後まで見届けていた。
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