400部分:第五十五話 痛み分けその四
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
カミュが彼等に対して応えた。
「帰るとしよう。フィンランドからな」
「サンタクロースに会えればいいんですけれどね」
「それは無理か」
冗談めかした言葉も出された。
「まあまずはフィンランドに入って」
「そこから聖域に帰って一件落着ってことだな」
「そういうことだな」
こう話してそのうえで戦場を後にする彼等であった。ロシアでの戦いはこうして終わった。この戦いのことは程なくして聖域にもトラキアにも伝わった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ