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ラブライブ! コネクション!! Neutral Season
Unseal Operation (グランドプロローグ)
活動日誌− み・はミュージックの・み! 4
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のイメージが残ってしまう。
もうリボンの件など、どうでも良かった。ただ、ひたすらに――
穂乃果への謝罪を胸に、彼女のイメージを払拭する為にはどうするべきかを頭で。同時に思い考えながら穂乃果の発言を待っているのだった。
♪♪♪
「……今回の意見は絵里ちゃんの提案によるものです」
「……そう、それで?」
「…………」
絵里の耳に穂乃果の声が響いてきたことに気づいて、パッと目を開ける彼女。
自分の為に発言をする穂乃果に対して自分が顔を背けてはいけない。
例え、どんな結末であっても自分には聞く義務があるのだから。
絵里は穂乃果の第一声を聞いて次の言葉を瞬時に判断した。そう、きっと彼女は――
「だから、私には意見はありません」と言うのだろう。それが普通なのだと感じていたから。
しかし、彼女の言葉を否定できる資格は自分にはない。
だからせめて彼女の発言から逃げずに聞き遂げよう。そして残りの学院生活を投げ出してでも彼女に付いてしまったマイナスイメージを払拭をする。
そう心に誓いながら次の言葉を待つのであった。
もしかしたら南女史も絵里と同じこと――穂乃果の次に来る言葉を考えたのかも知れない。
彼女は心なしか苦渋の表情を含ませて先を促す。ところが――
「……私はこの学院が好きです。とは言っても、廃校になるって聞いて気づいた気持ちですけど……それでも何かしなきゃって思ってスクールアイドルを始めました。そして海未ちゃんとことりちゃんとで始めた活動に花陽ちゃん達やにこちゃん。そして絵里ちゃん達が集まってくれて……9人で今でも頑張っています」
「…………」
「私達は、この数ヶ月で色々な経験や様々な人達の思いや考えに触れる機会を貰い、沢山のことを学んで考えてきました。そして、絵里ちゃんの提案で私達は『先輩後輩の垣根』を越えて活動しています。だからと言って、そこには学院で学んでいる秩序や礼節がきちんと根付いているからなんだって思っています。だから、今こうして私達が先輩後輩の枠に縛られずに自然に活動できているのも、学院の校則や規律のおかげなんだとは思います。でも……」
「……でも?」
「私達の今があるのは学年の枠のおかげではないと思うんです。いえ、逆に枠を取り除いたから今の様に強い絆を作ることができたんだと思っています。私達が私達としてお互いと接しているから――1人の生徒として向き合っているからなんだと思うんです。それは決して学年毎の繋がりではないんです。今ここにいる私だから皆と接していられるんだと思います。それは去年も今年も来年も――同じ高坂 穂乃果として接しているからなんです。1年生の私が2年生に進級しても周りの接し方は変わっていません。……今年で卒業しちゃう絵里ちゃん達とも来年になったからって何も変わら
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