暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ! コネクション!! Neutral Season
Unseal Operation (グランドプロローグ)
活動日誌− み・はミュージックの・み! 3
[1/5]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「……どうぞ?」
「……失礼します!」
「――失礼します」
「あら? 新旧生徒会長が揃ってどうかしたの? ……あっ、別に生徒会長挨拶は彼女らしくて良かったと思うのだけれど?」
「す、すみませぇん……ではなくてですね!」
「それじゃあ、スクールアイドルの方?」
「いえ、そうではないんです」
「……そう? それじゃあ、何?」
数時間後。理事長室の扉をノックする音が室内に響く。
中で執務をこなしていた南女史はノックの主に入室を促した。
すると穂乃果と絵里が連れ立って入ってくるのが見えるのだった。
確かに南女史は全身から醸し出す優しい雰囲気の母性溢れる女性で、生徒達も母親の様に親しみをこめて接している。
とは言え、理事長室と言うのは厳かな雰囲気を醸し出しているのだ。
職員室と違い、気軽に出入りする様な場所ではないのだろう。
生徒会として絵里が希と共に来た事はある。スクールアイドルの活動として穂乃果達が来た事はある。呼び出して来させたこともある。
だが、今は学院も軌道に乗り一段落ついている。
スクールアイドルとしても今は表立って学院へ報告することも申請することもないはず。
生徒会に関しても今日の就任式を迎え、あとは絵里達が引き継ぎを済ませれば問題はない。
つまり、今の段階で何か来る理由があるとは思えないと南女史は判断したのだろう。
それが穂乃果と絵里と言う組み合わせで来た事に疑問を覚えたのだった。
そんな風に思っていた彼女の脳裏に、先ほどの新生徒会長の挨拶を思い浮かべた彼女は――
きっと絵里のことだから、穂乃果の失態を憂いて、自分のところに謝罪を入れに来たのだろう。
そう解釈して苦笑いを浮かべながら答えるのだった。
言葉を受けた穂乃果は苦笑いを浮かべて謝罪をするのだが、即座に否定をする。
そうではないのならと、スクールアイドル活動の話かと訊ねると絵里が否定をした。
他に思いつくことがない彼女は2人に優しく話を促すのだった。
すると穂乃果が並んで立っていた絵里よりも1歩前に進むと――
「今日は理事長先生にお願いがあって来ました!」
「お願い? ……何かしら?」
「はい! 学院を廃校から救った私達にご褒美をください!」
「え? ……ご褒……美?」
「はい! ご褒美です」
「…………」
「…………」
「……ふーっ。わかりました……とりあえず、話だけは聞くことにします」
「本当ですか?」
「ただし! こちらの出来得る範囲でなければ却下しますよ?」
「ありがとうございます! ……」
「…………」
「……それで、ご褒美は何がほしいの?」
お願いの為に来たのだと伝える。当然何のお願いなのか知らない彼女は穂乃果に訊ねるのだが――
彼女は『廃校を救
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ