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ラブライブ! コネクション!! Neutral Season
Unseal Operation (グランドプロローグ)
活動日誌− み・はミュージックの・み! 3
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ったご褒美』を要求してきたのだった。
南女史は耳を疑った。自分の聞き違いかも知れないと復唱するのだが、穂乃果は再びご褒美であることを強調する。
少し怪訝な表情で彼女を見つめる南女史。無理もないだろう。
穂乃果達はご褒美が貰いたくてスクールアイドルを始めた訳ではない――
廃校を阻止する為にスクールアイドルを始めたはず。学院を愛しているから始めたのではなかったのか。
仮に廃校を阻止できたことにより、ご褒美がほしくなったとも考えられる。
でも彼女達は既に次の目標――自分達のスクールアイドルと言う活動に向けて突き進んでいた。
それは自分達の為。仲間の為。そして、学院の為。
純粋にスクールアイドルを愛し、自分自身がスクールアイドルとして輝きたい。その一心からくる活動だと感じていた。
だから、そんな彼女達の姿は決して何かが欲しくて動いているとは思えなかった。
廃校を阻止できたからと言ってご褒美をほしがる様な子達だったとは思えないから、彼女は怪訝な表情を浮かべるのであった。
そう思った彼女は隣に立つ絵里を見つめる。しかし絵里の表情からは驚きや困惑と言った類の感情は見えない。つまりは絵里も納得済みのお願いなのだと思った。
確かに穂乃果は絵里を救った。学院を救った立役者かも知れない。
そして現在の生徒会長なのかも知れない。
しかし絵里は決して穂乃果の意見を鵜呑みにする様な人間ではないと南女史は思っていた。
学院の為。生徒達の為。
穂乃果に救ってもらったからと言って、より良い学院生活を送れる様にと言う想いは色褪せてはいない。
むしろ今まで以上に学院への愛を良い形で表現しているとも思えていた。
それは先輩として、前生徒会長として。
学院の為にならない。生徒達の模範にならない様なお願いを許容するはずはないと言うこと。
ただの我がままや傲慢な自分の利益でしかないお願いを許す訳がないと言うこと。
そんな絵里が認めたご褒美なのであれば決して悪いことではないのだろうと判断する。
それと同時に――
確かに全てが彼女達の功績ではないのかも知れない。
しかし、廃校の危機を救ったのは彼女達の功績があったからだと思っている。
自分ではどうすることもできなかった。ただ決定を下すしかなかった。
そんな自分さえも救ってくれた彼女達に、何かご褒美を与えるのは大人として――
教育者として当然のことなのだろうとも考えていた。
南女史は一瞬だけ目を瞑り、軽くため息をつくと――決心したかの様に目を開けて穂乃果を見つめて話を聞くことを伝えた。
彼女の言葉を受け、喜びの表情で確認する穂乃果。
そんな彼女を諌める様に「こちらの出来得る範囲で」と、釘を差すのだった。
いくらご褒美を与えるとは言
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