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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter61
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終わりだ、潔く絶望しながら死にたまえ!」

また同じように砲撃を撃つつもりだ!けど体が上手く動かない…!

必死に体を動かそうと抗っているとわたしの目の前にどこからか投げられた投擲物、その瞬間投擲物から煙が勢いよく噴き出す。

ヴィトン「むっ!?またしても!!」

悠里「これ…スモークグレネード?」

煙のせいで何も見えない…が後ろから足音が聞こえてきてその足音の人物がわたしの腕を引っ張る。

美紀「悠里先輩大丈夫ですか?今のうちに!」

悠里「その声…美紀さん!?」 
 
美紀さんがいるなんて思ってもなかったけど…美紀さんの言うとおり今はそれどころじゃない

私は何とか立ち上がり美紀さんに引っ張られて煙の中を移動していった。

ヴィトン「またしても逃げられた…だが次こそが最後だ」


悠里「はぁ…はぁ、はぁ」

美紀「なんとか…撒けました」

美紀さんのスモークグレネードのお陰でまた命拾いをした。

圭「悠里先輩…大丈夫ですか?」

逃げた先で待っていた圭さんが私のボロボロな姿を見て心配しだす。

けど、その圭さんも彼に斬られて私より傷を負っているのは目に判る。

悠里「…それより、本当に不味いわね…」

あっちは決定打というダメージはなし、それに比べて私達は満身創痍…絶体絶命な状況

ゆうくんならこんな状況でも切り返せるんだろうな…

弓形デバイス[…理解できません…何故私を連れてきたのですか?]

今後どうするか考えているとつい持っていたので連れて来たこの子が敵である私達が救ったことに疑問をふっかける。

悠里「…強いて言うなら…助けたかった…からかな」

弓形デバイス[マスターとあなた達は敵同士、あの時捨てていれば…]

悠里「私はあなたを道具として見たくないの!…アークやガングニール、オスカー…あの子達は道具として使われた所なんて一度も見たことはないわ…だから私はあなたも道具として見たくない」

弓形デバイス[……先程、あなたが言った…相棒…ですか…ですがマスターからすれば所詮捨てられたのです…道具として]

この子が淡々と平気のようにありのまま出来事をしゃべる中、私はそんな話の中で感じたことを口にする。

悠里「悲しいのね…マスターである彼に捨てられて」

弓形デバイス[悲しい?私に感情などありませんよ]

私はこの子の話の中悲しんでいるように思えた…この子は悲しんでいないと言ってるけどなんとなく…わかる…デバイスにも感情はあるってことが

そろそろ現状をどうするか考えないと…

悠里「…次の彼との接触で、すべてが決まるわ」

どっちにしても逃げることはできない。

美紀「けど、悠里先輩は弓」

美紀さん
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