動き出す絶望 後編
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いやー、青春してんな」
「サカキさん。本当は別の目的で来たんじゃ…………」
「ん、んなわけねぇだろ?ちゃんとバトルするって聞いてたんだからな!? 」
ーーー−−
「はあ……はあ……アマネ…………皆……」
「どうしたの?コーチと一緒じゃ────」
「皆、悪い! 」
頭を下げて、アモウの時と同じように謝罪を述べる。
「…………もう、あんな戦い方はしないわね? 」
「ああ。絶対にしねぇ」
「ならいいわ。けど、もしまたやったら、アンタとのパートナー関係は無かった事にするから」
「ああ、分かった」
「ビックリしたぜ本当に…………いきなり人が変わったよーな口調になるしよ。いや元々ワリーんだけどよ。けどよかったぜ!あんま気にせず、次も頑張ってこーぜ! 」
「そうだよカグラ。結果としては勝利出来たんだし」
「…………ケンカしてたノ? 」
肩に腕を置きながら、ヒメラギが言う。それに便乗するように、アキザワも言ってきた。
てかセシリア…………お前はよく分からない状態だったのかよ?いやまあ助かるんだけどよ。
「ふん。精々気を付けるがいい」
「分かってるっつーの。…………ありがとうな皆」
ーーー−−
『あ〜あ〜。時間が短かったから仕方ないとはいえ、立ち直っちゃったよ。てか自由野郎や雑魚やうるさい奴も、あんなバトルをしたんだからもう少し厳しくしなよ』
膝を抱えて座り込みながら愚痴を言う。
『でもねレイ…………この出来事は何度でも繰り返すよ。何度でも何度でも何度でも何度でも…………ね』
半分近くが黒く染まった空間に尻を付けて座る。
ーーー−−
「はい皆、今日もお疲れ様〜。明日を勝ち進めば夢弓学園と当たるかも知れないけど、上ばっか見てると足元を掬われるから、きちんと目の前の一戦に集中するようにね。じゃあ解散」
今日のスケジュールを全て終え、ミーティングをしてから解散となった。
「うーし!じゃあかえっか! 」
「今日も疲れたなぁ」
「ふん。だらしないな」
「そーだ。肉マンでも食って帰ろーぜ?なあカグラ? 」
「なんで俺に振んだよ? 」
「ワタシはダイジョウブ……」
「俺も別にいいよ」
「セシリアちゃんが行くなら私も行こう」
「じゃあ私も行くわ。カグラ君は? 」
「あー、へいへい。分かったよ。行けばいいんだろ行けば」
六人でコンビニへと寄り道し、肉マン、アンマン、ピザマンを注文し、店の外で食べる。
「さて、じゃあ食べ終わったしそろそろ帰ろうか。皆、また明日」
「遅れぬよう
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