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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
動き出す絶望 後編
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ず、島へと叩き落とされた。

そして、止めとも言える追撃で、G-セルフ・パーフェクトパックの左足が緑色に変色し、そのまま飛び蹴りを放った。





ーーー−−





「そうだ。確か、俺はここで…………」

俺の呟きが聞こえたのか、すぐに映像を止められる。

「そう。やられると思った。けど逆転勝ちした。ただし、それはいい形とは言えないものでね」

「…………どういう事だよ? 」

「それは説明するより、見た方が早いかもね」

そう言い、ハルカゼは映像を再生する。





ーーー−−





G-セルフ・パーフェクトパックの飛び蹴りがアルケオニスガンダムへ直撃する前に、赤黒く染まった刀が、G-セルフ・パーフェクトパックの左足に突き出された。

刀と蹴りが衝突するなか、アルケオニスガンダムの左手が赤黒くなり、左足に向けてゴッドフィンガーを直撃させる。

左足を破壊されたため体勢を崩したG-セルフ・パーフェクトパックは、一度距離を取るために左手のビームサーベルを振るうも、突き出されていた刀に、左足ごと貫通される。

そのまま刀を手放し、右手にも赤黒いエネルギーが集中する。左手はG-セルフ・パーフェクトパックの右手首を掴み、右足で顔に蹴りを入れ、反動をつけて起き上がり、G-セルフ・パーフェクトパックを踏みつける。

そして右手のゴッドフィンガーで右肩の付け根を破壊すると、そのまま右腕を真っ二つに折る。G-セルフ・パーフェクトパックが全方位レーザーを放とうと輝き出すと、顔に蹴りを入れられ、折った右腕にあるビームサーベルで、胴体を貫通する。

G-セルフ・パーフェクトパックはその時点で輝きを失ったが、アルケオニスガンダムは右手で顔を掴み、そのまま相手戦艦の方へと向かっていった。

敵戦艦は迎撃をしてきたが、G-セルフ・パーフェクトパックを盾にして防ぎ、艦首の目の前まで詰め寄る。

既にボロボロのG-セルフ・パーフェクトパックを艦首へと投げつけ、両手には赤黒いエネルギーが球体となり、石破天驚拳の構えを取る。

アルケオニスガンダムはそのまま石破天驚拳をG-セルフ・パーフェクトパックと敵戦艦へと撃ち、バトルは終了した。





ーーー−−





「…………これ、俺がやったのかよ………? 」

映像が終了し、驚愕の表情でハルカゼに聞く。

「残念だけど、君だね。それと、僕は観客席にいたからよく分からないけど、マヒルさん達が何か呼び掛けてたようだよ? 」

「っ────俺、アイツらの所へ行ってくる」

車から出て、走って会場へと向かう。まずは、対戦相手だった天山学園の所だ。

観客席に行って居ないか見てみたが、どこにも
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