二回戦!決別の戦い! 前編
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ですよハルカゼさん?なんで俺とアマネがメンバーなんですか? 」
「サクラさんはともかく、セイヤ君とマヒルさんは分かるんじゃないかな? 」
「…………まさか、因縁にケリをつけてこいって訳じゃねぇよな? 」
「正解だよレイ君。これは僕の勝手な事だけど、腕がないって言われて立ち止まるのは、自分自身の成長を止めるのと同じだと思うんだ。
それにね………………君達に、本当にバトルが腕は無いとは思ってないよ。だから、今回はこのメンバーで行くことにしたから」
ーーー−−
「どうしてこんな事を…………! 」
トイレの洗面所に手を着き、小さく呟く。
今までバトルをしてきて、勝てた事はもちろんあった。けど、中学からは一度も勝てた事が無い。それでも諦めずに続けてきたが、自分の力の無さに絶望を感じつつあった。
しかし、それでもガンプラバトルを止める事はしなかった。好きな物を嫌いになるのは、とても辛い事だ。俺は…………嫌いになりたくなかった。
その時だ。その時に、艦隊戦というものを知った。最近開催されたばかりで、五対五の対戦で、内一つは戦艦を操縦するらしい。
これなら、どんなにバトルの腕が無かろうと、ガンプラバトルをすることが出来る。戦術に関しては自信はあったし、俺にはピッタリだった。
なのに…………今日再び、バトルをすることになってしまった。
「アキザワ。大丈夫か? 」
「カグラ…………」
トイレの入り口にはカグラが加部に寄りかかっていた。
「あんま気負い過ぎんなよ。俺にサクラ。それにアマネだっていんだからよ。まっ、もしもの場合は俺がなんとかしてやるよ! 」
「頼もしいな…………けど、ありがとう。お陰で少しは楽になったよ」
「よし。じゃあ行こうぜ」
カグラはそう言って、トイレから出ていった。その背中を追うように、俺もトイレから出ていく。
ーーー−−
「レイ君。セシリアさん。こっち来て」
「 ? 」
「なんだよ? 」
ハルカゼに呼ばれ、セシリアと共に行く。
「今回二人は、セイヤ君とマヒルさんのサポートに回って欲しいんだ。と言っても、難しいことじゃないよ。二人が戦いやすいようにして欲しいってだけだから。最悪、二機撃破して、あとの二機は二人に任せるでもいいし」
「なんでそんなめんどくせぇ事すんだよ? 」
「自信を付けるためだよ。あとは君達に任せたよ。僕は観客席で観てるから」
ハルカゼはそれだけ言い、手を振って観客席へと行った。
「……セーヤとマヒルは、ナニかあったノ? 」
「…………まあちょっとな。セシリアが気にする事じゃねぇよ」
「チームメイトだ
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