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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
394部分:第五十四話 氷の世界と炎の世界その四
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まさに一笑に伏してしまったレダだった。
「ましてやアーレス様をとなると」
「ではそれをしてみせよう」
 カミュの言葉には何も偽ることも虚勢もなかった。
「この聖戦においてな」
「ではまず私を倒すことだな」
 レダの言葉はこれまでとはうって変わったものだった。完全にカミュに向いている声であった。
「このベリアルのレダをな」
「無論貴様も倒す」
「今の言葉、捨ておくことはできぬ」
 カミュのそのアーレスを倒すという言葉のことである。
「アーレス様を害する者は我等狂闘士が命にかえても倒す」
「その為にまずは貴様を倒さねばならないということだな」
「その通りだ。アーレス様を倒そうとするならば」
 レダの言葉にはさらに力が含まれていく。
「我等が必ず立ちはだかる」
「御前達もそうした意味では我々と同じだということだな」
 カミュはそのことがよくわかった。
「仕える神の為に戦うというのだ」
「その様だな。しかしだ」
 だがここでさらに言うレダであった。
「貴様等に敗れることはない」
「アーレスの世界の為にか」
「そうだ。御前達はこの世界の平和の為だったな」
「それこそがアテナの願い」
 アテナとは平和を守る為に戦う女神である。それに対してアーレスはまさに破壊と流血の為に戦う神だ。同じ戦いの神でありながらあくまで両極にあるのである。

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