1章旧校舎のディアボロス
6話アーシア救出開始!!
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で焼き焦がされたり、風で切り裂かれたり、氷で凍り尽くされている神父の姿もあった。
そしてしばらく大爆発が続き、煙が晴れた時、そこにはすでに瀕死の神父と死体となった神父たちしかいなかった
だが、そこにはレイナーレの姿はいない。おそらく、攻撃は食らったもののアーシアから奪った神器で回復しながら上に逃げたのだろう。
つまり、まだ終わっていない。だけど、もし上でイッセーとレイナーレが対峙してるとしてイッセーがレイナーレに勝てる確率は1割にも満たない
だが、もし、あいつの神器があいつの想いに応えるのならレイナーレには勝てるはずだ。
賭けてみるか。あいつの本当の力に
「裕斗、小猫ちゃん、どうやら、あの堕天使は上に逃げたようだ。急いで上に上がろう」
俺は2人に声をかけながら、出口に行こうとしたが、2人の顔はなぜか青ざめていた
なんでだ?
「う、うん、そうだね。と、ところでアレン君、君のさっきの力、あれは神器の力なのかい?」
「ああ、そうだ。俺もつい最近発現させたばかりなんだよ、使うのは今回が初めてだな」
「は、初めて使うはずなのに、あそこまでの威力を出せるなんて、アレン先輩は、すごいです」
「まあ、俺もあそこまでの火力が出るとは思わなかったけどな」
「そ、そうなんだ」
「なんか、いろいろとすごいですね。本当に人間なのかと疑ってしまうほどです」
おいおい、それは失礼だろ。俺は正真正銘の人間だぜ
『失礼ですが、主様の強さはすでに上級悪魔の力を超えてますよ?』
それって、もしかして、最上級悪魔レベルとかか?
『いえ、まだそこまでのレベルには達してないかと』
まじか。まあ、それはいいとしてイッセーがどうなってるかだ
「それよりもイッセー君は大丈夫かな?言ってはなんだけど、今の彼では堕天使に勝てる確率は・・・」
まあ、確かにそう思うよな。あいつの神器は神器関係にあまり詳しくない奴が見たならただの『龍の手』だ。ただ所有者の能力を倍にするだけの能力ならあいつは勝てないだろう。だけど
「大丈夫だ、今のあいつなら勝てる。あいつが自分の神器の本当の力を覚醒させれるならな」
「アレン君はイッセー君の神器がなんなのか分かるのかい?」
「ああ、わかるさ。だけど、それは上に行ってからのお楽しみだ」
俺は口の前でわざとらしく一本指を立てて悪戯っぽく笑うと上に向けて歩き出す
イッセー、お前なら勝てると信じてるぞ
だってお前はただの龍を宿した人間じゃない
特別な龍を宿した人間なのだから
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