1章旧校舎のディアボロス
6話アーシア救出開始!!
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ぁぁぁ・・・」
「これよ、これ!これこそ、私が長年欲してた力!神器!これさえあれば、私は愛をいただけるの!うふふ。アハハハハハ!ついに手に入れた!至高の力!これで、これで私は至高の堕天使となれる!私をバカにしてきたものたちを見返すことができるわ!」
アーシアの体から抜け落ちた緑色の光をレイナーレが手に掴みその光を全身から発していた。
神器というのは、人の魂、心臓そのものといってもいい程、重要なものだ。そしてそれを抜き取られたらどうなるか、答えは明白だった
そう、レイナーレは、この女は、それを分かった上でやったんだ。
アーシアが死ぬということを分かっていて・・・ッ!!
「祐斗、小猫ちゃん、今すぐイッセーの逃げ道をつくるぞ!!」
「ああ、僕も少し頭にきているんだ。最初から全力で行かせてもらおう。」
「・・・了解」
俺は裕斗と小猫ちゃんと共に目の前に立ちはだかる数十人の神父たちへと駆け出す。
俺は銃で頭を撃ちぬき、裕斗は光を侵食するような闇の剣で、小猫ちゃんは拳でそれぞれ倒していく。そして俺は祭壇の上でレイナーレに怒声をあげているイッセーに向けて叫ぶ
「イッセー!!早く安全なところに逃げろ!!」
「・・・ッ!くそっ!!」
イッセーはレイナーレを人睨みすると、アーシアをお姫様抱っこして、祭壇から駆け下りて、出口へと走り出す。
「悪魔め!滅してくれるわ!」
「逃がしはせん!!」
しかし、そんなイッセーの逃げ道を塞ぐように神父たちが光の剣や銃を持ちイッセーの前にたちはだかる
「ッ!テメェらは邪魔だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
俺はイッセーの前に立つ神父たちに向け銃を向け、貫通性の魔力弾を撃ち出す
「貫穿の龍雷弾!!!!」
撃ち出された雷の貫通弾は射線上にいた全ての神父を消し飛ばし扉までの一直線の道を作る
「イッセー!早く上に行け!!お前らを庇いながらだと不利だ!!俺たちが道を作るからそこを走れ!!」
「兵藤君!先に上に行くんだ!!ここは僕たちで食い止める!!」
「・・・早く逃げて」
「・・・でも!」
「いいから早く行け!!イッセー!!」
イッセーは覚悟を決めたのか、出口へと駆け出す
「アレン!木場!小猫ちゃん!絶対無事に戻ってこいよ!それと帰ったら、絶対に俺のことはイッセーって呼べよ!絶対だぞ!俺たち仲間だからな!」
イッセーはそれだけ告げると、その場を後にしていった
ったく、最後にいいこと言うじゃねぇか
だったら、俺もそれに応えようじゃねぇか
メル、行けるか?
『ええ、私はいつでもいけますよ。それに力も十分に溜まりました。これなら強力な神器も作れます』
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