1章旧校舎のディアボロス
6話アーシア救出開始!!
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かってくれないの!?」
初めて部長の激昂した姿を見た
だけど、イッセーは譲らないだろうな。もちろん俺もだが
「俺はアーシア・アルジェントと友達になりました。アーシアは大事な友達です。俺は友達を見捨てられません!」
「・・・それはご立派ね。そういうことを面と向かって言えるのはすごいことだと思うわ。それでもこれとそれは別よ。あなたが考えている以上に悪魔と堕天使の関係は簡単じゃないの。それにあの子はもともと神側の者。堕天使と同じく私たちとは相容れない存在なの。いくら堕天使の元へ降ったとしても私たち悪魔と敵同士であることは変わらないわ」
「アーシアは敵じゃないです!」
イッセーはそう強く否定する。
「だとしても私にとっては関係のない存在だわ。イッセー、彼女のことは忘れなさい」
これ以上は不毛な言い合いだ。この時も刻一刻と儀式の時間が迫っている。早く行かないとアーシアは
「だったら、人間の俺が行くなら、問題ないよな」
「「「「ッ!?」」」」
その場にいる全ての人が俺の発言に驚く。すると、部長が声を荒げる
「アレン、貴方までどうして!」
「俺は人間だ。あんたら悪魔と違い堕天使とも敵対していない」
「でも、あなたは悪魔側の人間なのよ!?それがあっちにばれたら、あなただって殺されるかもしれないのよ!?」
部長だって、譲れない思いがあるはずだ。
眷属を、仲間を愛し一緒に生きる・・・それが部長のやり方なんだろう
だが、俺のやり方は違う
「俺は何があっても、助けたい者は助ける。それが敵でもな、そのためならば命だって懸ける。それが俺のやり方だ。」
「アレン、あなたは素晴らしい気質を持っているわ・・・それにあなたも眷属ではないにしろ、オカルト研究部の部員なの、だからこそ、私は仲間を失いたくないの!!」
部長は悲しそうな目をしながらそういう。
それは部長だけじゃない。小猫ちゃんも不安そうな顔をしているし、祐斗やイッセーも心配そうに見てくる。
朱乃さんもいつものニコニコ顔ではなく、いつになく真剣な顔で俺を見ていた
たまに本当にこの人たちが悪魔なのかと疑うよ。
俺が思っていた悪魔とは全然違う、むしろ真逆と言っていいほどに優しい
だからと言って、俺は止まるわけにはいかない
「とにかく、俺はもう行く。儀式が迫ってるなら、早く行かないとアーシアが危険だ。それとイッセー、先に行ってるぞ。なるべく早く来い」
「ッ!!おうっ!!」
「待ちなさい!アレン!!」
俺はイッセーに一言そう言い、部長の制止の言葉を無視して部室の扉をでてドアを閉める
さぁ、行くか
俺は、叛逆の双龍銃をホルスターと一緒に異空間から取り出し足につけて
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