Track 4 ともに目指す場所
活動日誌19 ベイビー ・ めいびー ・ コイのぼたん! 3 『まきりんぱな』
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場所から
時々夢を見るんだ 歌で愛が実る
一緒にいるんだ 夢の木の実よなれ永遠に
さぁ!
頑張ろうぜったい 輝いた
未来 希望だけ胸に秘め
頑張ろうぜったい 微笑んでいてね いつも そうあの夢の木へ
♪♪♪♪♪
これも原曲の詞を大事に、私達の想いを寄り添う形にしたかったから、原曲をイメージした形になっている。
タイトルと歌詞の雰囲気で3人とも理解してくれたのかも。
詞を読んでいる時に、3人とも微笑みを浮かべながら真剣に読んでいたから。
とは言え、真姫さんは私達が2曲も作っていたなんて考えていなかったと思う。
そもそもライブで歌った歌詞とは違う、真姫さんの知らない歌詞。
まぁ、リメイクではあるんだけど。
ライブで歌った詞に曲をつけるとしか言っていないんだしね?
まぁ、私達も言っていないんだから知る訳がないんだけど。
だから真姫さんの負担になるだろうからって、3人で話し合って、別のノートにSTOMP:DASH!!だけ書いて提出する予定だったのに!
――まぁ、知らせずに歌詞を書き直したから、怒られちゃうかなって思って、身体を強張らせていたんだけどね?
私がウッカリしていたから、結局真姫さんの負担が増えてしまったのだった。
あっ、清書したのは落書きだらけだから見せられないって言うのも、元々思っていた本当の理由の1つだからね?
だけど全然怒る素振りを見せずに、2つとも曲をつけてくれると真姫さんは言ってくれていた。
凛さんと花陽さんも、私達の詞を良いって言ってくれていた。
それが私達には凄く嬉しかった。そして、渡せたことと認めてもらえたことに安堵を覚えていた。
私達は昨日のライブが終わった時のような安心感に包まれながら、しばらく真姫さん達の会話を眺めていたのだった。
♪♪♪
「……そう言えばさ? 夢の木で思い出したんだけど……」
「何?」
私達の詞を眺めながら、唐突に花陽さんが真姫さんに声をかける。
その言葉に真姫さんが聞き返すと――
「アノ曲って、真姫ちゃんの作詞作曲なんだよね?」
「……そうだけど、何よ?」
私達の夢の木の詞を見ていて思い出したように、真姫さんに話かける花陽さん。
そうなんだよね。あの曲は、お姉ちゃん達がスクールアイドルになる前に出来上がっていた曲。その曲に惹かれて、お姉ちゃんは真姫さんに作曲をお願いしていたんだから。
その言葉を怪訝そうに聞き返していた真姫さんに向かって――
「あの頃の真姫ちゃんって、誰とも仲良くなろうなんて、思っていないんだと思っていたけど――本当はみんなと仲良くしたかったんだね?」
「――ヴェッ! な、何言い出してんのよ!?」
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