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Track 4 ともに目指す場所
活動日誌19 ベイビー ・ めいびー ・ コイのぼたん! 1 『まきりんぱな』
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様を見つけて声をかけたんだけど――
 向かい合っている私達の姿を見つけて、驚きの声をあげるのだった。
 出て行ったっきり、戻ってこないおば様を心配して出てきたみたいなんだけど?
 そこに私達がいたからビックリしたみたい。
 まぁ、私も何で玄関前――ううん。私達って門も通っていない状態だったんだよね?
 そんな場所で立ち話をしているんだろうって思ってはいたんだけど。
 花陽さんとおば様の朗らかな雰囲気に飲まれて、それが当たり前に感じていたのかも? なんてね。

「……あっ、真姫ちゃん? お邪魔して――」
「いないじゃないのよ! ……第一、そこは私の家の敷地ですらないんだから……ママも私の親友達(・・・)なんだから、門前払い(・・・・)していないで中へ通してあげてよね?」
「あら、やだ、私ったら……ごめんなさいね? 久しぶりに遊びに来てくれたものだから、つい嬉しくなっちゃって……」
「もぉ、ママってば……いらっしゃい。さぁ、中へあがって?」

 門から出て、私達の方へ歩いてこようとしていた真姫さんに声をかける花陽さん。その言葉に食い気味に否定の言葉を言い放って、呆れた表情を浮かべて言葉を繋げる真姫さん。
 確かにお邪魔はまだしていないからね。それに私達の立っていたのは門の外――公道なんだから。
 そして、おば様に向かって呆れた表情のまま声をかける。その言葉に苦笑いを浮かべて私達へと謝罪をするおば様。そんなおば様に優しい微笑みを浮かべた真姫さんは、苦笑いを浮かべて門の方へ手のひらを向けながら、私達を中へと促してくれるのだった。

 これは家にお邪魔した後に真姫さんに聞いた話なんだけど、真姫さんの家はお金持ち――
 いや、事実だけどそこは重要じゃないんだよ。それに本人はお金持ちなんて言っていないし。
 これは私の素直な感想ですよ? 真姫さん。
 そう、真姫さんの家は本来、家の中から門のロックの開閉はできるんだって?
 まぁ、そうでもないと、来客の度に門のところまで出て行かないといけないからね。
 だけどおば様がモニターを覗いた時に、訪ねてきたのが花陽さんだと知り、思わず嬉しくなって、わざわざ門の外まで出迎えに来たみたい。
 娘の親友だしね? 花陽さんだしね? 出迎えたくなったんだろうね。
 実は私達が家の前に辿りついた時、おば様は真姫さんと一緒にリビング――
 応接間? お屋敷のことはわかんないもん。私の家で言う居間ってことで!
 そこで一緒にお茶を飲みながら、くつろいでいたんだって。
 そこへ来客を知らせるインターホンの音色が響いたから「ちょっと見てくるわね?」と、おば様がモニターを見に出て行った――ら! 
 一向に戻ってくる気配がなくて、真姫さんは様子を見に来たんだって。
 でも、普通は玄関まで行けば
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