393部分:第五十四話 氷の世界と炎の世界その三
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で強いものになった。
「ベリアル、貴様はこの私の手でだ」
「面白い。私も同じことを考えていた」
再びレダの口元に邪な笑みが宿った。
「アクエリアス、貴様を倒しておけばこれからのアーレス様の覇業が大いに楽になる」
「覇業か」
「そうだ。覇業だ」
まさにそれだと言い切るレダだった。アーレスの戦いを。
「アーレス様ことがこの世のありとあらゆるものを支配されるべき方だ。考えてもみるのだ」
「何を考えよというのだ、一体」
「アーレス様は天皇ゼウスの子であられる」
海を治めるポセイドン、冥府と治めるハーデスと並び天界を治める存在こそがゼウスである。オリンポスにおいて彼が率いる神々と共に天界を治めているのである。それが天皇ゼウスなのだ。
「正妻であるヘラとの間に産まれた方であるぞ」
「つまり血筋から言って正統であるというのだな」
「その通りだ」
まさにそうだというのであった。
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