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Track 4 ともに目指す場所
活動日誌18 わんだふる ・ らっしゅ! 2 『まきりんぱな』
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んなことを提案するのだった。
 えっ? 真姫さんの家?? 私達が!?
 さっきと違う意味で顔を見合わせる私達に――

「ほら? 私達、これから真姫ちゃんの家に、生徒手帳を届けないといけないからね?」
「……えっ? かよちん届けてあげるの?」
「凛ちゃんが! ね?」
「……そうだったニャ」
「……だから、もし良かったら一緒に来ない? 詞を渡したいんでしょ?」
「でも、お邪魔(じゃま)では?」
「もちろん、本人がいなければ帰るんだけどね?」
「いえ、花陽さん達のお邪魔なのかなーって」
「あぁ、そっち? 別に邪魔だなんて思わないよ」
「……そう言うことなら、ご一緒します」
「うん! それじゃあ帰ろっか?」

 優しく理由を教えてくれた。
 花陽さん達は落とした生徒手帳を渡す為。私達は詞を渡す為。
 どうせ自分達も行くのだから、一緒に行こうと言ってくれたのだった。
 とは言え、花陽さん達にとっては友達だけど、私達にとっては先輩だから。
 いくら部活の先輩だからって、急にお邪魔するのはどうなんだろうって思っていた。
 だから、涼風がお邪魔じゃないかと訊ねたんだけど、花陽さんは家の人へのお邪魔だと思ったらしい。
 花陽さんの言葉を受けて、亜里沙が花陽さん達のお邪魔になるのでは? と聞いてみると、納得したような笑みを浮かべて、問題がないことを伝えてくれた。 
 隣で聞いていた凛さんも笑顔で頷いてくれていたので、私達は顔を見合わせて無言で頷く。
 私の表情も2人と同じだろう。2人は初めて訪れる真姫さんの家に期待が(ふく)らんでいる表情でお互いを見つめていたのだった。
 花陽さんと凛さんに、私が代表で答える――連れて行ってもらいたいことを伝えた。
 そんな私の答えを聞いて、笑顔で頷いた花陽さんは席を立ち上がると鞄を持って、私達に声をかけるのだった。

♪♪♪

 部室の戸締(とじま)りを終えて、部室の鍵を返却する為に花陽さんと凛さんは職員室へ立ち寄る必要がある。
 その為、私達は先に――ごめんなさい。私達は教室へ向かったのだった。
 いや、だって部室にはノートしか持ってきていなかったからね。
 ほら? 真姫さんがいれば、渡すだけだし? いなければ、すぐに戻ってくるだけなんだから。
 鞄はロッカーに入れっぱなしだったんだよね。
 そんな理由から、私達は先に昇降口で靴を履き替えて、花陽さん達とは校門で落ち合うことに決めていたのだった。

「…………」

 私達は自分達のロッカーの前まで来ると、それぞれのロッカーを開けて自分の鞄を取り出す。
 私は鞄を開けると、手に持っていたノートを鞄の中にしまうのだった。
 今日は体育も部活もないから普段よりも隙間のある空間。
 もちろん勉強道具とかは入っ
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