第1話・改訂版
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てからのお楽しみって言われてて、先輩のことは何も知りませんでした」
「そ、そうなんだ。それじゃあ、アストレア氏のことは本人やヘスティア様に聞く?」
「……いいえ。ここで聞いて行きます」
「そう?それじゃあ、教えるね。本名はテレシア=ヴァン=アストレア。二つ名は【剣聖】。所属はベル君と同じヘスティア・ファミリア。オラリオでも並ぶ者のいない剣士で、僅か5年という短期間でLV.10に至ったオラリオ最強の特級冒険者。
鍛冶アビリティもないのに、鍛冶系派閥の主神達の前で世界初の自己修復属性武装を鍛った唯一無二の最上級鍛冶師としても有名ね」
「そんな凄い人が所属しているのに、何でうちの派閥は零細なんですか?」
「零細って……。ヘスティア・ファミリアは冒険者の人数的に考えたら、零細派閥って言えないんじゃないかな?」
「えっ?」
「だって、ベル君が入る前からアストレア氏を含めて14人は冒険者が所属していたから」
「ええっ!?」
「……先輩の人数も知らなかったんだね。まぁ、特級冒険者が所属する派閥って考えたら、所属冒険者が14人っていうのは少ないかもしれないけど。ちなみにヘスティア・ファミリアの冒険者が少ない原因は本拠地にあったりするんだよ」
「本拠地にですか?」
「うん。ギルドからアストレア氏の情報を公表しても本拠地があの廃教会だから、所属派閥のことだけは誰も信じないの。まぁ、ヘスティア・ファミリアが5年前にできたばかりの新興派閥っていうのもあるかもしれないけど。
アストレア氏が所属している派閥について知っているのは、神々と大手派閥に所属している一部の幹部くらいじゃないかな?」
「そうなんですか」
「アストレア氏とロキ・ファミリアのヴァレンシュタイン氏の2人合わせて、【戦姫】って呼ばれてたりするんだよ」
「本当に凄い人、なんですね」
「もしかしてベル君、アストレア氏のこと好きになっちゃった」
「えっ!?あ、その……」
「まぁ、しょうがないかもね。彼女は強くて綺麗で、同性でも憧れてる人が多いもの。彼女がロキ・ファミリア所属と勘違いして入団試験を受けたって冒険者も多かったみたいだし、彼女の影響力は凄いよ。
けど、ベル君。冒険者になった君は恋愛事より気にしないといけないことが沢山あるんじゃないかな?」
「うっ!」
「同じ派閥の冒険者でも、アストレア氏は特級で君は駆け出しなんだからね。想いを諦めろなんて言わないけど、想いに振り回されて暴走だけはしないようにね」
「はい……(エイナさんの言う通りだ。現実を見
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