暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ!サンシャイン!!〜千歌キチとAqoursの夢の軌道〜
第4話:天然男子キラー×純情系高校生
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まーす。
あと、


「『心を許した』って……まるで恋人みたいな言い方だな」
「──!?ぜ、前言撤回!!今のなし!忘れて!!絶対に忘れてッ!!」

何焦ってんだこいつ……別に僕とお前が恋人扱いされるなんていつものことだろ……意外に慣れてないのか、こいつ?ちなみに僕はそういう類の誤解をしたやつには、ちゃんと僕の嫁への想いを説明してあげています。何故か、終わったあとはみんな痩せている気がする。

「野鷹くん、女心の理解は大切よ」
「え?」

梨子に言われた言葉の意味がよくわからないまま、その日はそのままバスに乗った。
嫁は横目で見ても相変わらず天使で、もう早く心を奪いたいと思いました。話している間も表情がコロコロ変わって、表情筋強そうでシワできにくそうだった。おい、デリカシー。ちなみに腐れ縁のあいつは降りてから家に着くまでの間、僕の方を絶対振り向かなかったっす。なんだこの差は……



──────



千歌が乗っているはずのバスを待ち始めて、約20分。いや、何してんだ。
バス停なんて、最寄りで自宅から徒歩1分以内に着くのに……母さんからも「アンタ、今行っても待つだけじゃない?」と言われたが、そんなことは知るかと来てしまった結果がこれである。べ、別に緊張してなんかないんだからねッ!!母さんに「デートじゃんよかったね」とか弄られても恥ずかしくなんてなかったんだから!!
てか、これってデートと言っていいのか?某百科事典先輩によると、「デートは、恋愛関係にある、もしくは恋愛関係に進みつつある二人が、連れだって外出し、一定の時間を遊行目的で行動を共にすること」らしい。僕と千歌は婚約相……ゴホン。まあ、ここは真面目に行こうじゃないか。一応、非常に遺憾ではあるが、まだ恋愛関係には発展していない。かと言って、恋愛関係に近づいているかと聞かれると、これも悩ましい。
要するに……ただのお出かけですね!!うわなんかすごく悲しいよ僕!!
ん……?でも待てよ、もしこのお出かけで恋愛関係に近づければ……今後こういうことがあったとき"デート"と胸を張って言えるのではないかッ!?あぶねェ、大事なことを見逃すところだったぜ……これはとあるの新約を読まないことと同じくらいの愚行だ。よし、絶対今回のデー…お出かけで千歌との距離を確実に縮めてみせるッ!!
と心の中で咆哮したところに、ちょうどバスがやってきた。窓から元気に手を振る千歌を見て、自分も左手を顔の位置まであげて左右に4回ほど振る。乗り込んでみると、空席だらけ。意外に利用者が少ないのかもしれないななどと考えつつ、彼女の元に辿り着いたとき────思わず赤面してしまった。

「えへへ……久しぶりにこれ着てみたんだけど、どうかな?」

いやだって、目の前にこれでもかっていうくらいに白のワ
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