マブラヴ
1486話
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う言えば、アクセル。知ってるのか? 今度ミネルバ隊がここに来るそうだぞ」
「……は?」
ムラタとハラキリについての考えに頭を悩ませていると、不意にスレイがそんな事を言ってきた。
完全に予想外であり、何故ここでそんな話が出てくるのは分からなかったが……何より驚いたのは、何故ここにミネルバ隊が来るのかという事だった。
「一応聞いておくけど、ミネルバ隊ってのはSEED世界のミネルバ隊だよな? どこか他の部隊って訳じゃなくて」
「当然だろう。そもそも、私はSEED世界以外のミネルバ隊というのは知らないからな」
「だろうと思ったよ。……けど、じゃあ何でそのミネルバ隊がマブラヴ世界に顔を出すんだ? そもそも、もしMS部隊が来るとしても、ザフトのミネルバ隊じゃなくてオーブのアークエンジェル隊で問題ないだろ?」
そんな俺の疑問に、スレイは小さく肩を竦める。
……その際に、豊かな双丘がユサリと揺れて存在感を主張するのが見えた。
戦術機のパイロットスーツを着ているステラを見慣れている筈のVGですら、思わず目を奪われるような、そんな光景。
だが、スレイは……というか、スレイも含めて俺の恋人達は全員が全員その美貌で人目を惹き付けるのに慣れてしまっている。
VGの視線を気にした様子もなく、スレイは口を開く。
「詳しい経緯は聞いてないが、何でもエリナが色々と頑張ったらしい」
「……エリナが?」
ネルガルの会長秘書だったエリナだけに、当然今は政治班で活動している。
そんなエリナがこうしていきなり大きな仕事を任されているというのは、それだけエザリアに信用されているという事だろう。
……まぁ、あやかや千鶴と違って、実際に活動してきた経験を持っているんだから、優遇されるのは当然か。
ちなみに、そのあやかや千鶴も、今では立派に1人前の政治班の人間として動いている。
「エリナが、ねぇ。何だって急にそんな真似をしたのやら」
「私には分からないが、エザリアが許可を出したのだから、相応の理由があるのではないか?」
その辺はスレイの言う通りだと思う。
何の意味もなく、エザリアがミネルバ隊をこっちに派遣させるような許可を出すとは、到底思えない。
その辺を考えれば、必ず何らかの理由はあるんだろうが。
「スレイ、そのミネルバ隊というのは、どういう部隊なの?」
「うん? そうだな。このマブラヴ世界と同様にシャドウミラーと友好的な世界の部隊だ。SEED世界と言えば、分かりやすいのではないか?」
「……ああ、リニアガン・タンクの」
やっぱりマブラヴ世界の一般的な認識では、SEED世界=リニアガン・タンクなんだな。
「そうそう。そのSEED世界だ。その世界には私達と友好的な関係を結んでいるオーブと
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