マブラヴ
1486話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
平行して行う必要が出てくるのだ。
まぁ、並列思考とか言ってるけど、実際には普通の人も日常生活で似たような事は大なり小なりしている。
それこそ食事をしながらTVを見たりといった、ながら行動の類はその最たるものと言ってもいい。
「アメリカとしては、出来れば自分達の技術だけでラプターを改修したかったんでしょうけど……アメリカにもMSを譲渡したのよね?」
ステラの問い掛けに頷きを返す。
スレイと仲良くなった影響か、ステラの口調は大分砕けたものになっていた。
まぁ、元々俺は口の利き方とか礼儀とかには無頓着だし、人前で格好を付けてくれるんなら問題はない。
タリサとVGはまだそんなやり方に慣れてないようだが。
いや、タリサは元々敬語の類が得意じゃないから、結構流されてきてるが。
「MSがあれば、ある程度以上の技術は入手出来るんだし。羨ましいよな」
タリサがしみじみと呟く。
その気持ちは分からないでもないが、タリサの出身は……ネパールだったか?
戦術機を独自開発出来ないような国にMSを譲渡しても、それこそ宝の持ち腐れだろう。
「あ、惜しかったな」
VGの視線の先では、武御雷の長刀の切っ先が吹雪へと突き付けられており、完全に勝負がついている光景だった。
ブリッジスの方もそれは理解しているのだろう。吹雪は大人しく引き下がり……再びお互いが向かい合い、長刀を構える。
「ユウヤの奴も変わったよな。そう思わないか?」
「まあな。VG的には前の方が良かったんだろ?」
「……そうだなー。賭けの対象としては、そっちの方が面白かったかも。けど、最近マンネリ気味になってたのも事実だし。何だかんだと、唯依姫の方が勝率高かったんだよな」
VGとタリサのやり取りが聞こえてくるが……こいつら、同僚と上官で賭けなんかやってやがったのか。
いや、軍人らしいと言えば軍人らしいか?
……そう言えば、シャドウミラーでも賭けとかそういうのはやってるのか?
正直なところ、シャドウミラーでそんなのを見た事は……ない事もないけど、そこまで頻繁にやってるようには思えない。
以前見たのは、ムウとイザークの模擬戦でどっちが勝つかだったが。
ちなみにその模擬戦ではムウが勝った。
もっとも、だからといっていつもムウが勝つ訳ではない。
イザークとムウの実力は、実働班の中でも高いレベルで伯仲している。
実力的にはコーネリアがトップで、その下がムウやイザーク、オウカ、エキドナ、スレイ、ギルフォードといった面子が続く。
以前はムラタもこのグループに入っていたのだが、訓練をする際に生身での戦闘を重視している影響か、このトップグループからは落ちてしまっている。
まぁ、ムラタの求める強さを考えれば、どちらが重
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ