Track 4 ともに目指す場所
活動日誌17 はろー ・ ほしをかぞえて! 2 『まきりんぱな』
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
小道具として使われた扇子。そこから発せられた、光が描く線。
あれは編集で加工されたのかも知れないんだけどね? 中継なんだし。そこは重要じゃないから追求しないけど。
あの描かれた線は、もしかしたら『ファンとの繋がりの具現化の光』もしくは単純に『インターネット回線の光』なんだろうと思った。
そしてハートはファンからの愛。自分達からの愛。そう言う意味が込められているような気がする。
つまり、あのライブで伝えたかったことは――
どんな時でも、何処ででも。自分達は自分達らしく歌って踊る。
それは見ている人が、目の前にいても、遠くにいても。精一杯の愛を、ファンの元へ振りまく。
たとえ出会いが必然でも、偶然だとしても――
いつだってファンの人達の愛を受け取って、自分達の愛を送って。
そうして、お互いが繋がっている。そんな、みんなでつくりあげているステージ。みんなで叶える物語。
それがお姉ちゃん達、国立音ノ木坂学院スクールアイドル μ's の自分達らしいライブなんだ。
私はお姉ちゃん達のライブに込めた想いを、そんな風に感じたのだった。
♪♪♪
まぁ、お姉ちゃん達は海外で経験したことにより、常に自分らしく振舞うことの大切さを学んだのだろうけど?
生憎、私達はお姉ちゃん達から話を聞いただけ。実際に体験した訳じゃない。
それは海外だけの話じゃなくて、体験と言う意味では大会の話でもあるんだよね。
ずっと夢見ていたラブライブ! の大会。舞い上がるなと言われても舞い上がっちゃうから。
それでも、目の前に冷静な対応をしているお姉ちゃん達を見て、温度差の違いと言うか――
改めて、スクールアイドルとしての器の差と言うものを知って、私達は自分達の未熟さを実感して恥ずかしくなっていた。
私達は恥ずかしさを隠すように、苦笑いを浮かべながら椅子に座るのだった。
♪♪♪
「それじゃあ、時間もないことだし始めるね?」
私達が椅子に座ると、反省会が花陽さんの言葉で開始された。
とは言え、本当に反省会をする訳でもなく――何となく世間話をしていただけなんだけどね?
だけど、それで良いんじゃないかなって思う。
だって私達はプロじゃないんだもん。あっ、別に反省しなくて良いって話じゃないからね?
と言うよりも、プロの人も同じだと思うんだよね? いや、わからないんだけど?
反省は個人でするもの。自分で課題を見つけて、自分で解決するもの。
誰かに発表するものでもないんだと思うから。
きっと、全員が昨日の時点で反省しているんだろう。
そして各自で課題を見つけて、明日からまた頑張るだけ。誰かの為じゃなくて自分の明日の為なんだもん。
正直、改めて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ