暁 〜小説投稿サイト〜
ラブライブ! コネクション!!
Track 4 ともに目指す場所
活動日誌17 はろー ・ ほしをかぞえて! 2 『まきりんぱな』
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と言う想いがあるならば、お姉ちゃん達にとっては、その場所がアキバ。自分のホームなんだろうと思う。 
 つまり、自分らしくしていても街は受け止めてくれる。ただ、自分達らしく歌って踊れば良いんだ。
 そんな風に結論を出したから、凛さんの言葉に納得していたのかも知れない。

 そもそも、お姉ちゃん達は何もない状態から始めた。誰も受け入れてくれない状態から始めたんだ。
 自分らしく頑張ってきた。自分達らしく目指す場所へ駆け抜けていた。
 だから本来なら、そう言う環境には慣れているはずなんだけど。
 だけど、これまでに色々な想いに触れ、託された想いを受け止めて。
 自分達のこと。ファンの人達のこと。周りの人達のこと。
 そんな色々な想いや気持ちに、たくさん悩んできた。そう、あの頃はまだ悩んでいる最中だったのかも知れない。道を見失いかけていたのかも知れない。
 だから今回のオファーは、そんなお姉ちゃん達に自分らしさを取り戻してもらおうと――
 何もないところから出発して、自分達の頑張りだけでスクールアイドルの頂点へ輝くまでになった μ's への贈り物(・・・)
 アメリカンドリームの象徴である自由の女神からのエールだったように思えたのだった。なんてね。

 そのことがきっかけとなり、お姉ちゃん達は自分らしさを取り戻した。
 まぁ、どうやら花陽さんには白米ロス(悲しい現実)が待ち受けていたらしいけど。これも自分らしさなんだと思うのだった。

 そして、自分らしさを取り戻したお姉ちゃん達のライブ。もちろん何度も見ていたけどね?
 この話をお姉ちゃん達から聞いたあとに再び見直して、このライブに隠された自分らしさの意味を知ることになったのだった。

♪♪♪

 あのライブには2箇所のロケ地が使われている。
 1つは高層ビル群をバックに作られた、夜景の()える華やかで豪華なステージ。
 もう1つは対称的に、自然が(あふ)れる公園の草原。昼間に撮影された暖かい感じの場所。

 私は最初のステージを見て『ラブライブ! 第2回大会』全国大会決勝のステージを思い浮かべた。
 そして、もう1つの草原は9人が揃って初めてライブを披露したオープンキャンバスでの『学院のグラウンド』を思い浮かべた。
 そして、その2つの場所を交互に繋いでいる演出。だけど衣装は同じ。
 つまり、9人が揃ってから、スクールアイドルの頂点に輝くまで。
 お姉ちゃん達のこれまでの時間を意味するんだと思った。だけど衣装を統一しているってことは――
『自分達はずっと自分達らしく歌って踊っている』
 2箇所の対称的な場所を繋げることで――
『どこでだって自分達らしく歌って踊り続ける』と言うことを伝えたかったんじゃないのかな? 
 
 そして、
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