Track 4 ともに目指す場所
活動日誌17 はろー ・ ほしをかぞえて! 1 『まきりんぱな』
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言で納得したらしい。
とは言え、漠然と『街がアキバに似ているから』ってだけで納得したんじゃないんだと思う。
日本語が通用しない。聞こえてくる言葉が理解できない。見えるもの全てが馴染みのないものばかり。
降り立った時から心に芽生えていた、知らない土地への不安。
つまり、自分が『ここにいても良い』と言う安心感が得られなかった。
わかり易く言えば、アウェー感って言うのかな?
まぁ、わかり易いのか判断できないんだけど。なんてね。
そんな感情が無意識に積み重なって、自分らしく自然に振舞えなかったんだろう。
そんな自分達にも、街の人達や包み込んでくれた街の雰囲気は優しくて暖かかった。
それはまるで――自分達が慣れ親しんだアキバのように。
『目まぐるしく移り行く時間の中にある、そんな新しい自分や時間でさえも受け入れてくれる不思議な空間』
あの曲で伝えたかったアキバのイメージ。そんなイメージをこの街にも感じていた。
それで気づいたんだろう。結局自分らしくいれば良いのだと。
「ラブライブ! ドーム大会実現の為に、何としてでもPRを成功させよう」
もしかしたら、無意識にそんなことを思って肩肘を張っていたのかも?
まぁ、表面上では自分らしく振舞っているつもりなんだろうけど。
その話を聞いていた私は、ふいに『ハロウィンイベント』の時の話を思い出していたのだった。
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