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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
侵攻
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へ向かっています。」
「巨大な隕石・・・・?」艦橋にいた数人がつぶやく。

「このまま進行しますとレーニアへ落下します。かなり甚大な被害となるでしょう。」
「なるほど、本星からIPBMで破壊するとしてもこの距離ではゲートを使っても間に合わない・・・か。」
「はい、ですので一番至近距離にある閣下の機動第一艦隊へ迎撃命令が出ています。」
「そうか、了解した。本艦隊はこれより巨大な隕石物体の迎撃に向かう!」ディーは経緯について確認するとすぐに命令を発した。
続いて送られてくる隕石物体のデータを各スタッフがそれぞれのセクションに応じて情報精査を始める。
俺の端末にも詳報が送られてきたので、ざっと確認しよう。

「ところでレダーク准将、通常であれば総司令からの伝達のはずだが、ドレクソン元帥はお忙しいのかね?」ディーは通常とは違う手続き進行にやや疑問を感じ、レダークに確認した。
「ディー中将、状況説明を怠っており、真に申し訳ございません。実はこの通信の少しまえに他の惑星政府からも次々と巨大隕石接近の報告が多数寄せられまして、各国軍首脳部と情報交換を行っている次第でございます。」レダークは申し訳なさそうにディーへ状況報告をした。

「他の宙域にも出現したのかね?全部でいくつくらいなのかな?」
「このレーニア宙域のものを含めると35です。」
うーん、ゲートとほぼ同数・・・・・ってことはゲートのむこうに発信地があるという事だな。
いったい誰がこんな巨大な隕石を飛ばして来る?それでメリットがあるのは?むむむ・・・・。
だが聞く限り、すべての有人惑星に向けてるわけじゃないけど、今のところこんな事をしてメリットがありそうな国も無いしな。
しかも単なる偶然にしては、まずありえない確率なんだけどなー。

そんな事を考えているうちにディーとレダークの会話が終わる。
「うむ、よくわかった。准将、ありがとう!」
「はっ!それでは失礼します。」ディーの謝意にレダークは敬礼で応えながら通信を切った。

・・・・・あれ?!この巨大な隕石物体、どっかで見たことあるな?と思ったらこのあいだ回収したBETAの着陸ユニットの復元図ソックリだよ!・・・・・・・・あー、そういう事か!
「司令!意見具申、よろしいでしょうか?」これは是が非でもつぶさないと!
「カミナガ少佐、続けたまえ。」
「はっ!ありがとうございます。先日我々が探査および捕獲した小惑星状の未確認物体ですが、今回の巨大な隕石物体と関連があるのではないかと愚考いたします。」
「それはどういう事かね?」ディーは(自分でも思うけど、予備知識がなけりゃ一見突飛とも思える俺の意見に)訝しげに尋ねた。

「はっ、実は捕獲した小惑星状の未確認物体は破壊された跡が多くあり、元々の形は全く別の形状であった
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