暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
帰郷-リターンマイカントゥリー-part4/盗まれた友達
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の手でその答えを見つけないといけないんだ」
「俺自らの答えで…?」
そんなこと言われても、自信がない。自分は確かに足を止めてはならない。でも、多くの人たちという「大」を守ることができても、みすみす死なせたミシェルのような…どうしても守りたい「小」を守れるのだろうか。
「さあ、もう夜も遅い。そろそろ部屋に戻らないと」
「あ、はい。お時間取らせてすみません」
そうだ。思えばもう真夜中だ。ムサシたちのためにも、これ以上時間を取らせてしまうのはよくない。
「いいさ、僕も君と話したかったからね。さ。おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
ムサシとの会話を終え、サイトはムサシの部屋を後にした。
『ムサシ…』
サイトが去ってすぐに閉ざされた扉を、サイトの背を見送るように見つめ続けているムサシに、コスモスが話しかけてくる。サイトのことを気にしているのだろうと、ムサシは察した。
「大丈夫ですよ、コスモス。彼ならきっと強くなる。僕らと同じ…ウルトラマンだから」
『あぁ、そうだな』

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