暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
帰郷-リターンマイカントゥリー-part4/盗まれた友達
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船が現れる。チャリジャとヒマラは共に白い煙と化して宇宙船に乗り込む。コスモスは当然食い止めようとしたが、ヘルズキングたちがいっせいにコスモスを押さえつける。その間に、チャリジャたちを乗せた宇宙船は、宇宙の大海原へ飛び立ってしまった。
「みんな!!」
手を伸ばすコスモスだが、届くはずもなかった。一点の星となるくらい小さくなった宇宙船を見届けるしかできなかった。消えた宇宙船に届かない手を引っ込めた後、コスモスはすさまじく悔しげに地面を殴った。
なぜだ!なぜこうなってしまう!
せっかく夢を…コスモスとの約束を叶えたというのに!
「必ず取り戻して見せる…みんな、待っていてくれ!」
それからムサシは、ジュランで起きたこと地球に伝えることをアヤノに託した。その後は、すぐに宇宙へ飛び立ってチャリジャたちを追い始めた。
あらゆる星や世界を飛び続け、チャリジャたちの足取りを掴みながら、彼はたどり着いた。


M78世界の宇宙にある惑星エスメラルダの…『ハルケギニア大陸』へ。



「この星に来る直前で、やっと奴の宇宙船を見つけ出して、今度こそ捕まえようと思っていたんだけど、宇宙のあちこちを飛び回っていたせいでエネルギーが切れてしまって…結局取り逃がしてしまった。そこをカトレアさんのお陰で保護してもらったんだ。ピグモンと出会ったのも、その時なんだ」
「そんなことがあったんですか…」
サイトは、ムサシから聞いた…彼がこの世界に来るまでの経緯を聞いて、彼の無念を感じた。そして、ボーグ星人たちを相手にしたときのように、自分の中に彼の夢を壊したチャリジャたちへの義憤が募った。
地球でも密猟者や闇商売の話を雑学的に聞いたことがあるが、ムサシのような正しい人間の心を個人的な商売のためにここまで傷つけるなんて…!
「サイト君、君は今まで戦ってきた相手で、今の話にあったチャリジャと会ったことはあるかな?」
「いや、チャリジャって奴とは会ったことは…」
できれば直接会って今までの悪事を後悔させてやりたいが、あいにくサイトもゼロもチャリジャとは会ったことがなかった。
いや…そう言えばチャリジャ…リッシュモンが起こした事件直後の情報整理の際に、確かジュリオがリッシュモンと接触したアルビオン側のエイリアンに、そんな名前の奴がいるとアンリエッタに報告していたのを聞いたことがある。
だとすると、アルビオン…いや、レコンキスタがやたら怪獣を保有しているのは、そいつが一因か!
「春野さん、知り合いに知ってる奴がいます。もしかしたら、ジュランを襲った奴と同じ奴かもしれません」
「本当かい!?」
サイトはそこから、前回のリッシュモンが起こした事件のこと、その事件で恐らくムサシが探しているチャリジャが関わっているのではと告げた。
「なんてことだ…やはり既に怪獣たち
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