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活動日誌16 ぼくたちは・ひとつのヒカリ!
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ループが選出されていた。
それは参加を希望する人数が増えたと見越したからなのかも知れない。それとも注目度が上がったからなのかな?
ううん。そもそも第1回だって選ばれなかったグループが存在したんだろうし。
その時点で地区予選の形式に変更したのかも?
どちらにせよ、大会を目指す人達は確実に増えたんだろう。
そんな第2回を優勝したお姉ちゃん達が、その後に第3回の大会実現に向けて頑張ったPRと合同ライブによって、大会の実現が可能になった。
しかも今回の会場は前回の規模を大幅に上回るドームなんだ。
それは大会のレベルも上がっていると言うことだと思う。そしてなにより前回と今回の大きな違い――
年度を跨いでいるってことが今回の形式の変更なんだと思った。
去年の大会やPR活動。合同ライブを見ていた私達のように――今年の新入生が必ず何処かでスクールアイドルを結成しているだろう。
そうなれば当然、練習量や経験が僅かな状態で大会に臨むことになる。
それだと私が思ったように、差が歴然だからとエントリーをしないグループが出てくるかも知れない。
でも運営としては、より多くのスクールアイドルに大会を目指してほしい。それが次に繋がるんだから。
まぁ、上級生の人達にも新しく結成した人はいるんだろうけどね? さすがに結成時期や経験期間までは運営も把握できないだろうし。
だから、わかりやすいところで運動部のように1年生だけで結成されているスクールアイドルは新人選。それ以外は本選へのエントリーになるらしい。
そんなことを花陽さんは説明してくれたのだった。
「「「…………」」」
私と亜里沙と涼風は、花陽さんの言葉を受けて、誰からともなく顔を見合わせていた。
3人とも、早すぎる試練に無理だと感じていたから少し安堵を覚えていたんだけど――
それ以上に、今回は私達の夢へ挑戦することも叶わないんだって。目指すこともできないんだって。
そんな少し悲しい表情を含んだ、何とも言えない顔をしていたんだと思う。
なんか我がまま言っているみたいだけど、素直な気持ちだから許してね?
「……だけどね?」
きっと私達の表情から心情を悟ったのだろう。花陽さんは、優しい微笑みを浮かべながら――
「今回の新人選……その優勝者と本選の優勝者。その2組は大会のフィナーレとして合同ライブが約束されているらしいよ?」
優しく私達に伝えてくれたのだった。
「「「…………」」」
その言葉を受けて、私達は誰からともなく表情が和らいでいた。
つまり、新人選で私達が。本選でお姉
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