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幽雅に舞え!
ティヴィルとの決戦!
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!」
 
 フワライドのシャドーボールは自分の体と比例するが如く大きく膨らんでいく。ティヴィルがロトムを変型させて攻撃を仕掛けるが、漆黒の球体は縮まるようすはない。
 
「ぷー、わー、わー!」
「ノオオオオオオ!!」
 
 放たれた一撃は確かにロトムに直撃し、戦闘不能にした。サファイアの知る限りのティヴィルの手持ちはこの二体だけだ。降参するように呼び掛ける。

「・・・もう勝負はついただろ!大人しく装着を止めるんだ!」 
「降参・・・?ク、ククク・・・ハーハッハッハ!!」
 
 哄笑するティヴィル。どうやらまだ諦める気はないらしい。次はどんなポケモンが来るのか警戒するとーーなんと、車掌室の装置から雷が飛び出した。フワライドに命中し、フワライドが倒れる。
 
「なっ・・・!!」
「あまり使いたくはありませんでしたが見せてあげましょう。こぉーれが私の最高傑作にして最終兵器!ポリゴンZ !」
 
 装置についている幾つものモニターが光を放ち、一つの立体映像を作り出す。それは赤と青で構成された、なんとも説明の難しいフォルムをした紛れもない一匹のポケモンだった。

「・・・出てこいヤミラミ!その輝く鉱石で、俺の大事な人を守れ!」

 ヤミラミをメガシンカさせて、宝石の大盾を構えさせる。それをティヴィルは笑った。
 
「このポリゴンZの前に防御などぉー無力!冷凍ビーム!」
「ヤミラミ、メタルバースト!」
 
 ポリゴンZが立体映像から冷凍ビームを吐くのを、大盾で受け止め、盾を凍りつかせながらも跳ね返す。だがーー

「フッ・・・」
「なっ・・・!?攻撃が効かない・・・?」
 
 跳ね返した攻撃は、あっさりと立体映像をすり抜け、車両内で散乱した。車掌室の装置が壊れないように電車ごと改造したのか、傷ひとつつかない。
 
「そう!これこそポケモン預かり装置とヴァーチャルポケモンことポリゴンZの能力を組み合わせた無敵の戦略!どんな攻撃でも、私のポリゴンZを傷つけることは出来ません。何故ならポリゴンZは装置の中にいるのですからね!」
 
 また無駄にポーズを決めつつ自分の発明をペラペラ話すティヴィルだが、これは確かに本格的に不味い。向こうからは一方的に攻撃できて、こっちの攻撃は一切通らないのだから。
 
「さあいきますよ!ポリゴンZ、破壊光線!」「また俺を狙って・・・!ヤミラミ、守る!」 
 サファイアとヤミラミの体が緑色の防御壁に包まれ、破壊光線を弾き飛ばす。向こうは反動で動けなくなるが、こちらからも手の出しようがない。
 
(いったいどうすれば・・・待てよ、預かりシステム?)

 ティヴィルは確かに預かり装置と組み合わせてい
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