Track 3 STOMP:DASH!!
活動報告15 みゅーじっく ・ すたーと! 3 『ファーストライブ』
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……1!」
「2!」
「3!」
2人は私の意図を理解したみたいで笑顔で賛同してくれた。
私は念押しをしてから、真っ直ぐ目の前を見据えて番号を言う。亜里沙と涼風も番号を繋いだ。
だけど、今度は吹き出し笑いはしない。だって既に心は暖かいし、嬉しいし、元々軽いんだからね。
それに今の私達は、この先に『お姉ちゃん達のビックリする表情』が見られるのかな?
そんなことを考えてワクワクしていたから、最初から笑顔でいたんだしね。
そんな感じで、私達は何も変わらない緞帳を眺めていた。ステージ袖にいるお姉ちゃん達に見守られながら。
しばらくして講堂内に開演のブザーが鳴り響く。私達は瞳を閉じて緞帳が開くのを待つのだった。
♪♪♪
これが私達の贈るウェルカムソングなんだ。
そう、ひとつになるんだ。みんなとこころを。
だから、ここ。このライブが私達の終わらないステージになるんだ!
不思議な景色、たくさん見たいよね?
みんなと一緒に感じたいよね?
そんな私達の願いにお姉ちゃん達が奇跡とチャンスを与えてくれたんだ。
そう、愛に包まれたこの瞬間を!
亜里沙と涼風と言う素敵な出会いをくれてありがとう。
絶対にスクールアイドルになるって言う信じるチカラをくれてありがとう。
自分達の勇気で明日は。明るいミライへ変わるんだね。
なんで今まで、私は素直になれずにいたのかな?
素直にお姉ちゃん達にも聞いて欲しいのに。
でも今は違う!
お姉ちゃん達も私達の音楽を聞いてよ!
これからはみんなで。そう、これから全力で踊ろう。
さぁ、始めるよ!
だって私達のパーティーは終わらない。
だってみんなとのパーティーは終わらない。
私達のパーティーは始まったばかりなんだから。
まだまだみんなで、この瞬間を楽しむよ。思い切りみんなに向かって歌うから!
だって私達のパーティーは終わらない。
だってみんなとのパーティーは終わらない。
みんなが楽しめることが何よりも奇跡なんだ。
みんなの与えてくれる笑顔が私達を無敵にするんだ。
そう、今はそんな気分なんだよ!
♪♪♪
再び私の耳に、緞帳が開き始める音が聞こえる。そして私達の前から遠ざかったと感じて、ゆっくりと瞳を開いて前を見据える。そんな私達の目の前を――
講堂を埋めつくすほどの、色とりどりのサイリウムの光と、割れんばかりの歓声が包み込んでくれていたのだった。
「いつか私達――必ずココを満員にしてみせます!」
もう実現しちゃったね? なんて言わないよ?
だって、これはお姉ちゃん達が与えてくれた奇跡。そして、お姉ちゃん達が頑張ってきた証しなんだから。
でも、この光
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