Track 3 STOMP:DASH!!
活動報告15 みゅーじっく ・ すたーと! 2 『ファーストライブ』
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い、本当に望んで、続ける意志を心に刻む。
だけど、それはファーストライブだけに限った話ではないんだよね。
1つのライブを区切りに、新たに決意や想いを再確認して次へと進んでいく。
そうして積み重ねていったから、今のお姉ちゃん達が存在するんだろうね。だから――
そう言う再認識をすること。次へと繋いでいこうと願うこと。
それが、ライブを開催する最大の目的なんじゃないかなって思うのだった。
私達は、こうしてお姉ちゃん――ううん。穂乃果さんのおかげで、本当の意味での『完敗からのスタート』を自分達の足で踏み出していたのだった。
♪♪♪
「――ッ!」
まぁ? 今、日誌に書いていたことは家に帰ってから、お姉ちゃんに話を聞いて考えた部分なんだよね?
だから、あの時は普通に自分の想いを再確認して頑張っていこうって感じていただけ。
そして、気づかせてくれたお姉ちゃん達に感謝の気持ちで一杯になっていただけだった。
そんな私は、講堂の外が騒がしくなってきたことに気づく。
そうなんだ。私は自分達のライブ時間から、だいぶ時間が経過していたことに気づいた。
つまり、お姉ちゃん達のライブ時間が迫っていたんだよ。だから、声の持ち主は当然お姉ちゃん達のライブを見に来た生徒達なんだよね?
――まぁ、今更言っても仕方ないのは理解しているんだし、私が提案したんだから何も言えないんだろうけど?
お姉ちゃん達――今日ライブするのって間違っているんじゃない?
いや、ライブをするのは良いと思うよ? でもさ、今日はマズイんじゃないかな?
だって、今日は部活説明会の日なんだから!
私達のライブは部活説明会の方が優先されるから問題ないんだろうけど?
今のお姉ちゃん達の人気を考えると、どうしてもライブが優先されちゃうんだろうし。
つまり、肝心な部活説明会そっちのけでライブに集まるってことなんだから!
生徒会役員としては、どうなのよ? って考えたんだよね。
とは言え、お姉ちゃんだけならともかく!
海未さんがソコを考えいないなんて、思ってはいないんだけどね?
少し気になったからお姉ちゃんに聞いたんだけど案の定、海未さんがキチンと考えていたらしい。
どうやら今年の部活説明会は、日を改めて実施されるんだって。
今日は部活説明会の日時を書いたチラシを配るだけみたい。
だから気になる部活のチラシを貰うだけだから、別にそんなに時間はかからないんだって。
でも、その話を聞いて――
日を改めるってことは自分の気持ちに向き合える時間があるってこと。
ちゃんと自分のやりたい部活を選んで、説明会に参加ができるってこと。
つまり、お姉ちゃん達
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