Track 3 STOMP:DASH!!
活動報告14 きらきら・せんせーしょん! 2 『ファーストライブ』
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と涼風は、私の言葉に一瞬ハッとした表情を浮かべる。
だけど亜里沙は希望に満ちた表情へ一変させて私を見つめると、涼風の方へ顔を向けて賛同を求めた。亜里沙と私が見つめると、涼風は同じように希望に満ちた表情で賛同してくれたのだった。
私達は絵里さん達、ツバサさん達、そしてミキ達に見守られながら――
ステージの中央で最初の立ち位置に立つと、イントロが流れるのを待つのだった。
♪♪♪
ステージ上の照明が落ち、ピンスポットの光が私達に降り注ぐ。
刹那、ピアノのイントロが講堂全体に響き渡る。
お姉ちゃん達のファーストライブ。お姉ちゃん達のスタートダッシュ。
今私達が身に纏う、この衣装を着て歌って踊ったアノ曲。
そして、ファーストライブの動画を見てファンになった亜里沙と涼風。そんな亜里沙と一緒に同じ場所を目指そうと誓った私。
そんな私達を引き合わせてくれた、このステージに立たせてくれた奇跡の曲。
こうして私達に、スポットライトの眩しさと暖かさと心地よさを与えてくれた奇跡の1曲。
そんなお姉ちゃん達の曲のメロディに包まれながら――
今講堂で私達を見てくれている絵里さん達、ツバサさん達、ミキ達。
この場にはいないけれど、応援してくれているクラスメート達、お姉ちゃん達。
そして、私達を応援してくれているみんなに向けて――
今の私達にできる精一杯のパフォーマンスをお返しするつもりで、笑顔を浮かべて歌いながら踊ったのだった。
♪♪♪
今日のライブに向けて、どんな明日が私達に待っているのだろう? なんてね。
私達は少しずつ手探りで歩んできた。
辛くなって励ましあった時もある。意見が食い違って、ぶつかりあった時もある。
だけど言葉にしなくてもわかっていた。同じ夢を見ていると。
目指すのはお姉ちゃん達と言う名の、あの太陽。
お姉ちゃん達のような、おおきな輝きをつかまえたい。
いつかの、あの時誓った願いへと近づいて!
今、光の中で私達は歌うんだ! 今が私達のセンセーションなんだ!
私達の奇跡。それは今さ!
私達に降り注いでいる、この場所。ココなんだ!
私達の想い。お姉ちゃん達の想い。クラスメートの想い。
みんなの想いが私達を導いてくれた場所なんだ。
だから本当に、この瞬間。今を楽しんで!
みんなで叶える物語を書き綴ろう。そう、夢の物語の1ページを。
照らされた光はまぶしいな。 とても気持ちがいいな。 だから、おいでよ?
この場所で歌えるのはうれしいな。 応援してもらえるっていいな。 だから、もっとね?
もっと想いをひとつに。目指す場所をひとつに。みんなと夢見る場所をひとつに!
これ
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