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活動日誌13 それは・ぼくたちのキセキ! 1 『ファーストライブ』
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キ達が手伝いをしてくれるんだったら私としても嬉しい限りね? ……と言うより、ミキ達は今日だけの(・・・)手伝いなのかしら?」
「えっ? そんなことはないですよ? 私としては時間が許す限り、手伝いをしていくつもりですから」
「……そう? うん、そうしてあげてね? ところで3人の中で音響(おんきょう)できる子っているの?」
「「「…………」」」

 先輩は少し安堵(あんど)の表情を浮かべながらミキ達に声をかける。
 すると私達にとって、嬉しい答えを彼女が答えてくれる。隣にいた2人も笑顔で頷いていた。
 私は言葉にならないほどに嬉しさが込み上げていた。当然、亜里沙と涼風もそうなんだと思う。
 まぁ、面と向かってお礼を告げるのは恥ずかしいから――3人で彼女達に笑顔を向けるのだった。
 そんな私達を眺めながら微笑みを浮かべていた先輩は、ミキ達に向き直ると音響をできる子がいるのかを訊ねていた。その問いにミキ達は困った表情をしながら、誰も名乗りをあげられないでいる。
 そんな3人を見ながら先輩は――

「……そっか? なら、ミキが担当ね? 私が教えてあげるから」
「――本当ですか! 実は私達、手伝うとは言っても……音響に関しては良く知らないんで、どうしようか悩んでいたんで助かります」

 ミキに音響を教えてくれることを約束していたのだった。
 その言葉にミキは、そんなことを言って苦笑いを浮かべていた。私はその言葉に繋げるように――

「……そんな話をしていたんで、先輩にお願いに行こうとは思っていたんですよ?」

 彼女と同じような表情で、先輩に伝えたのだった。
 ほら? お姉ちゃん達の手伝いをするんだろうし、帰ることはないだろうって思っていたからね。
 あっ、でも別に頼むって話じゃなくて、あくまでも教えてもらう為にだよ? 
 要は、最初から先輩に会うつもりでいたのだった。

 そんな感じで先輩に色々と教わる為、そして手伝いをする為に、先輩とミキ達3人は私達に笑顔で手を振り教室を出て行った。
 私達も4人を笑顔で手を振り見送っていた。
 彼女達が教室の扉を閉めた後、私達3人は顔を見合わせて微笑みを交わしていた。
 だって、すごく嬉しかったから。
 応援してくれる人がいるって、自分では気づかないくらいに凄い力になるんだな? って感じていたんだと思う。
 今までは、お姉ちゃん達を応援しているだけだったから。自分が応援してもらって初めて気づいた気持ちなんだと思う。
 そっか? お姉ちゃん達は今まで、こんな気持ちで頑張ってきたんだね? こんな気持ちに応える為に頑張っているんだね?
 花陽さん達が私達にライブを薦めてくれたのも、こう言う気持ちに気づいてほしかったからなんだろう。
 そう、ライブのステージに|立つこ
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